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潰瘍性大腸炎とストレス

 

 

 

安倍首相が潰瘍性大腸炎の悪化で辞任されましたね。

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。

特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。

粘液便や軟便、倦怠感などの症状を伴う場合もあります。

厚生労働省が指定する難病で、はっきりとした原因は明らかになっていませんが、

近年では、免疫機構が正常に機能しない自己免疫の異常が注目されています。

 

東洋医学的に考えると、臨床で診ている限り、

多くの場合ベースに体質として脾虚(胃腸が弱い)があり、

そこに精神的なストレスがかかり発症するのが原因であると感じます。

 

詳しくいうと七情の失調(ストレスなどの精神的負荷)により

肝の疏泄機能が失われ肝木乗土が起こり、

もともとの脾虚が悪化してさらに弱ってしまい、下血や腹痛、倦怠感が起こります。

かなり状態が安定していても、大きなストレスがかかることで再発してしまうこともあります。

ストレスと言っても色々なタイプがありますが、自己免疫の異常の場合は、

単に外部からのストレスというよりも、

過度に悩んだり思いつめたりすることで起こることが多いと思います。

真面目な方、責任感の強い方、自責の念の強い方によく起こります。

 

ある議員さんが安倍首相のことを「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」

とツイッターで発言されていたそうですが、

潰瘍性大腸炎は過度に頑張りすぎたり思いつめすぎて体調を崩している場合が多く、

癖とか危機管理能力とは異なります。

漢方薬局柚花香房に体調不良で相談に来られる方の中には

痛々しいほど頑張りすぎてストレスで体調を崩されている方も多く見かけます。

 

潰瘍性大腸炎の方にとって日々の生活で大切なのは

冷たいものの取りすぎに注意する

睡眠をしっかりとる

適度な休息をとり気分転換をする

ことです。

今は大変な時代ですが、1日の中で少しでも笑顔の時間を作れるように過ごしましょう。

 

 

 

 

 

貴文

 

 

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101

問い合わせ:06-6816-9677 

 

 

 

 

 

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