といった卵子の質にかかわるご相談をよくおうかがいします。
一般的に東洋医学では卵の質を良くするには「腎(妊娠をつかさどる臓器)」を強化することがよく言われていますが、実際にはそれだけではなく、卵子の質が悪い要因はいくつか考えられます。
などいろんな要因が考えられます。
問診、舌診、体温表や病院での検査値から原因を読み取り 、お体に合わせた漢方薬、健康食品などをお渡しします。
要因は複合している場合がほとんどです。どの部分が弱っているかを正確に見極めないといくら漢方を飲んでも卵子はよくなりません。
卵子が良くない原因を見極め、それに応じた漢方を服用することで卵子の質は良くなります。
最近受精卵について注目されているのが男性側の原因です。
現在、精子のDNAの損傷と妊娠、流産ついての研究論文が増えてきています。
精子数や運動率に問題がなくてもDNAの損傷がある場合が考えられます。
私どもでは男性側の因子についても注目しています。
男性側の精液検査には問題がない場合でも、漢方を使い男性側を高めることによって、胚盤胞のグレード上がったり、妊娠したりという結果がみられています。
最後にAMHについてのご相談が多いのでお話しします。
AMHとは抗ミュラー管ホルモン(アンチミュラリアンホルモン)の略称で、卵巣予備能、いわゆる卵巣年齢や卵の残り数を表すものとして捉えられています。
AMHが低いとそれだけ卵の残り数が少ないということなるため、不妊治療を頑張っておられる方には気になる値です。
もちろん不妊治療を行う際、AMHが低い方は妊娠できる期間が限られてくるので治療を急ぐ必要がありますが、「AMHが低い=妊娠率が低い」というわけではありません。
残りの卵子が多くても質が悪いと妊娠は難しくなりますし、残りの卵子が少なくても質がよければご妊娠の可能性が高まります。
漢方薬局柚花香房にはAMHが0点台で自然妊娠された方も多数いらっしゃいます。AMHが低くても卵の質をよくし妊娠できる体作りをすればご妊娠は十分可能になりますので、値にあわてずしっかり治療されることが大事だと思います。
TOP