子宮頚部異形成と診断されたというご相談が近年増えています。
CIN3でない場合は3か月ごとの経過観察になることが多いです。
子宮頚部異形成と診断された方を診ていると、ご自身の体のことを後回しにして、お仕事を頑張ったり家族のことを頑張っていらっしゃる方がほとんどです。
子宮頚部異形成が癌にならないようにしたい
できれば手術を避けたい
経過観察中にできるだけのことをしたい
と相談に来られます。
軽度異形成や中等度異形成がなくなったり、HPVウイルスが陽性だったのが陰性になったりするのは、自分の体の状態や免疫が大きく作用するからです。
漢方で体の状態を正し、生活面を少し見つめなおすことで経過観察中に異形成は消失することもあります。
癌になるのはもちろん避けたいですし、円錐切除を行うことで流産、早産のリスクもあります。
子宮頚部異形成と診断されたら、経過観察の間に少しでも体質を整えることをおすすめします。
定義と原因
子宮頸がんの前段階(前がん病変)。
主な原因:ハイリスク型HPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染。
※HPV感染自体は性交渉経験のある女性の過半数が経験するありふれたもの。
病変の進行と分類(CIN分類)
CIN1(軽度異形成): ウイルス感染の初期状態。
CIN2(中等度異形成): 病変が進行した状態。
CIN3(高度異形成・上皮内がん): がん化の一歩手前、または極めて早期のがん。
主な症状
特有の症状はほぼ無症状。
(進行すると不正出血や異常な帯下が見られることがある)
細胞診・ベセスダシステム分類
(最近はクラス分類ではなくベセスダシステムに基づいた分類が用いられています)
NILM:陰性
ASC-US:意義不明な異形扁平上皮細胞
ASC-H:HSILを除外できない異形扁平上皮細胞
LSIL:軽度扁平上皮内病変
HSIL:高度扁平上皮内病変
SCC:扁平上皮癌
異形成を消失させる処方をとります。
癌や異形成、ほとんどの場合が免疫低下ではなく免疫の狂い。
それを正す治療かつ異形成消失を目的とするため、基本は活血化瘀です。
特に消失させるにはそれ相応の力が必要ですので、活血よりも力の強い破血の生薬を使うことが多いです。
さらに活血化瘀を行うための環境作りの漢方を併用します。
子宮頚部異形成ができるにはそれなりの原因があるので、それも少しでもなくしていけるよう生活面を少し見直すことも必要です。
子宮頚部異形成と診断されるととても不安に感じると思います。
少しでもお力になれることがあるかもしれませんので
お気軽にご相談ください。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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