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秋に出やすい3大不調

 

9月も終わり10月に入りますね。

昼間でも涼しい風が吹いていたり季節が進んだなあと実感します。

真夏の蒸し暑さはなく過ごしやすい気候になっているはずなのに、なんか体がだるいという方も多いです。

夏の疲れが出ていたり、うまく体が気候の変化に対応できていないのもあるかもしれません。

 

東洋医学では秋の邪気を「燥邪」とよび、この乾燥の影響を最も受けやすいのが五臓の「肺」です。

肺は呼吸器系や皮膚、大腸の働きと関わりが深く、秋は空咳や皮膚のトラブル、便秘などのおなかのトラブルが出やすくなります。

 

秋に出やすい不調

呼吸器症状:空咳、のどの痛み、外に出しにくい痰、鼻水、鼻づまり、コロナやインフルエンザなどの感染症、鼻炎などのアレルギー

皮膚症状:皮膚や粘膜の乾燥や痒み、蕁麻疹                                         

胃腸症状:便秘、下痢(夏に冷たい飲み物やアイスクリームなどをたくさんとったりした方は秋以降に下痢や腹痛などが出やすくなります。)

 

また、気分の落ち込んだり、物悲しくなったり、よく眠れないなど精神面の不調が出てくる方もいらっしゃいます。

 

秋のおすすめ食材

体を潤す食べ物や気を補う旬の食材をとる

大根、れんこん、ごま、豆腐、豆乳、はちみつ、梨、柿、ぶどう、米、くり、

くるみ、里芋、山芋、鶏肉、きのこ類など

(果物が美味しい季節ですが、胃腸が冷えやすい、下痢や軟便になりやすい方は

量に気をつけて食べ過ぎないようにしてくださいね。)

辛い物の食べ過ぎに気を付ける

ニンニク、こしょう、とうがらし、にら、ねぎ(これらは少量であれば体を温める効果がありよいのですが、食べ過ぎると乾燥の症状が悪化してしまいます)

睡眠をきちんととる(遅くとも12時にはふとんに入るようにする)

適度に体を動かす(ウオーキング、ヨガ、ストレッチ、なるべく階段を使うなどもOK

 

秋の不調によく使う漢方薬

生脈散、麦門冬湯、滋陰降火湯、当帰飲子、玉屛風散、帰脾湯など症状に合わせて選びます。

 

真夏は熱中症の心配があったので、屋内で過ごしていた方も多いかもしれません。

秋は過ごしやすい季節ですので、体調を整えて外の空気を感じながら散歩したり、なるべく体を動かしたりしましょう。

何か不調や気になることがある方はご相談くださいね。

 

秋の養生法

 

執筆者 

井上 昌子

薬剤師、国際中医師、アロマセラピスト

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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