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子宮脱についての東洋医学的考え方

 

 

 

子宮脱とは子宮が膣口を越えて下垂してくることをいいます。

子宮だけでなく膣、膀胱、直腸なども下がってくることがあり、

これらを総称して骨盤臓器脱といわれています。

社会の高齢化に伴い、50代から70代の女性の間で増加傾向にあります。

症状としては股間の違和感、歩きにくい、重いものが持てない、おしっこがでにくいなどがあります。

西洋医学ではペッサリーを入れて子宮を支えたり、手術を行います。

 

子宮脱は東洋医学では陰挺(いんてい)といいます。

原因としては中気不足、あるいは腎気不足から衝脈、任脈の固摂機能が失調し帯脈が制約を失ったため、

子宮を保持する力が低下して起こるものを考えられています。

気虚、腎虚とも元々の体質もありますが、近年増加している理由として、

高齢出産、産後の養生不足(早い職場復帰)、生活環境の変化による睡眠不足、就寝時間が遅いことなど

腎気が消耗する生活習慣が増えているのが大きいのではないかと考えています。

治療には補気昇提、補腎固脱の漢方薬を使います。

多くはないですが、最近ちょこちょこお伺いする相談です。

手術の前に一度漢方薬を試してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

貴文

 

 

 

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

漢方薬局 柚花香房

大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101

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