


女性の靴下が年々短くなっている気がします。 今年の夏は暑かったからなのか流行りなのか 短い靴下を履かれている方がとても多い印象を受けます。 スニーカーソックスやアンクルソックスとか呼ばれるらしく くるぶしから上、足首がしっかりと見えています。 足首には三陰交や太谿といった婦人科系には大切なツボがあります。 女性にとっておしゃれは大切なものだと思いますが もちろん足首は体にとっては冷やしてはいけない部分です。 最近気温がだいぶ下がってきましたが それでもまだ短い靴下を履かれている方は結構いらっしゃいます。 生理痛、生理不順、不妊症など婦人科系のお悩み、冷え性で悩まれて ・・・
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健康について
逆流性食道炎は近年増加傾向にあります。 一説では人口の30~40%が罹患しているのではないかと言われています。 とくにここ数年逆流性食道炎と診断される方がとても増えている気がします。 まず逆流性食道炎について簡単に説明します。 胃と食道の間には逆流を防止するしくみがあり、食道と胃の間にある下部食道括約筋などが、 胃の中の食べ物が食道に逆流しないよう弁のような働きをしています。 しかし何らかの原因でこの逆流を防ぐ機能が低下すると胃酸が逆流しやすくなります。 治療としては胃酸を強く抑えるプロトンポンプ阻害剤(PPI)が第一選択薬になります。 しかしこのPP ・・・
不妊漢方治療Q&A8 Q.高温期の体温が低く、36.7℃より高くなりません。 体温が低いですが妊娠できますか? 漢方で体温が上がりますか? A.原因に応じた漢方で体温を上げ、妊娠しやすい体を作ることが大切です。 体温が低いことの一番多い原因は腎陽虚、 いわゆる体を温めるエネルギーが弱いことです。 そういう場合は補陽剤を使うことで体温が上がります。 腎陽を補う方剤としては八味地黄丸、牛車腎気丸、亀鹿二仙膠などがあります。 他に体温が低いことの原因としては 気虚、脾気虚、肝血虚、心血虚などがあります。 体力低下や胃腸の冷え、神経の ・・・
コロナウイルスの流行で行動が制限され、 今まで当たり前のように出来ていたことが難しくなりました。 その中でよかったなぁと思うことがあります。 それは漢方の勉強会に参加しやすくなったこと。 勉強会は大阪だけでなく全国各地であります。 遠方での勉強会は1日がかり、泊りになることもあるので 余程の興味のある内容でないと中々参加できません。 それがコロナ禍でオンラインの勉強会を行うところが増えてきました。 大阪だけでなく、遠方の勉強会も気軽に参加。 嬉しくてここ最近、日曜日には何かしらの勉強会に参加しています。 コロナの影響で悪くなったことが多いですが、 良くなったことが見 ・・・
夏の猛暑もどこへやら、朝晩肌寒くなってきましたね。 涼しくなってご妊娠の報告が増えてきました。 43歳の方が自然でご妊娠されたり、 体外受精の合間に自然でご妊娠された方も何人かいらっしゃいます。 ここ最近は自然妊娠された方が多いですね。 漢方相談では夫婦生活の大切さについてお話するのですが 皆さんしっかりと頑張られてご妊娠されました。 タイミングだけでなく人工授精の方も体外受精の方も 夫婦生活の機会をしっかりと持つことで妊娠率はぐっと上がります。 採卵でも夫婦生活のあるなしで卵の質が変わってきます。 秋から冬にかけ妊娠しやすくなる季節です ・・・
漢方相談では色々なお悩みで相談に来られます。 来られたらまず最初に問診票を書いていただくのですが チェックされる項目として多いのが鼻水。 季節問わず透明の鼻水が出るという 慢性鼻炎のような症状あるという方が結構いらっしゃいます。 主訴(メインの悩み)を改善するために漢方薬を処方するのですが その過程で日々の鼻水が改善することがよくあります。 改善のポイントは冷たい物。 来られた方には漢方薬をお渡しする以外に 体を元気にするための養生法をお伝えするのですが その中で冷たいものは控えていただくようにお伝えしています。 毎日冷たい物を飲んでいる ・・・
不妊漢方治療Q&A7 Q.便秘薬を毎日飲んでいますが大丈夫ですか? 妊娠に影響はありますか? A.妊娠の可能性のある高温期の服用はおすすめしていません。 便秘薬には色々な種類がありますが たいていの成分が妊娠中には禁忌となっています。 漢方便秘薬などは体に優しいイメージがあり大丈夫そうに見えますが 例えば生薬の大黄やセンナなどは子宮収縮作用があり 流産早産の恐れがあるため妊娠中の使用はおすすめできません。 妊娠中と同様、妊娠の可能性がある高温期も 作用の強い便秘薬の服用はおすすめしていません。 特に体外受精での移植 ・・・
不妊漢方治療Q&A6 Q.太っていると妊娠しにくいですか?ダイエットしたほうがいいですか? A.太っていても妊娠可能です。特にダイエットは必要ありません。 この質問内容はよく耳にします。 ネット上でも妊娠するためにダイエットを推奨している情報が多いです。 そのため相談に来られた際にすでにダイエットに励まれていて、 糖質ダイエットでお米を食べるのをやめて体が弱っている方を見かけます。 またダイエットのために防風通聖散を飲まれている方もたまに来られます。 漢方薬局ですすめられた方もいらっしゃって衝撃を受けたこともあります。 防風通聖 ・・・
不妊漢方治療Q&A5 Q.病院でホルモン剤を出されていますが併用できますか? A.併用していただいて大丈夫です。 不妊治療で使われる主な薬として 排卵誘発剤(クロミッド、セキソビットなど) 卵胞ホルモン剤(プレマリン、エストラーナなど) 黄体ホルモン剤(ルトラール、デュファストンなど) 卵胞・黄体ホルモン配合剤(プラノバール、ソフィアなど) などがありますがいずれも漢方薬との併用は大丈夫です。 また病院さんから漢方薬を処方されている場合、 こちらでの漢方を希望されるのであれば、他での漢方薬は控えてもらったほうがよいで ・・・