不妊漢方治療Q&A8 Q.高温期の体温が低く、36.7℃より高くなりません。 体温が低いですが妊娠できますか? 漢方で体温が上がりますか? A.原因に応じた漢方で体温を上げ、妊娠しやすい体を作ることが大切です。 体温が低いことの一番多い原因は腎陽虚、 いわゆる体を温めるエネルギーが弱いことです。 そういう場合は補陽剤を使うことで体温が上がります。 腎陽を補う方剤としては八味地黄丸、牛車腎気丸、亀鹿二仙膠などがあります。 他に体温が低いことの原因としては 気虚、脾気虚、肝血虚、心血虚などがあります。 体力低下や胃腸の冷え、神経の ・・・
コロナウイルスの流行で行動が制限され、 今まで当たり前のように出来ていたことが難しくなりました。 その中でよかったなぁと思うことがあります。 それは漢方の勉強会に参加しやすくなったこと。 勉強会は大阪だけでなく全国各地であります。 遠方での勉強会は1日がかり、泊りになることもあるので 余程の興味のある内容でないと中々参加できません。 それがコロナ禍でオンラインの勉強会を行うところが増えてきました。 大阪だけでなく、遠方の勉強会も気軽に参加。 嬉しくてここ最近、日曜日には何かしらの勉強会に参加しています。 コロナの影響で悪くなったことが多いですが、 良くなったことが見 ・・・
夏の猛暑もどこへやら、朝晩肌寒くなってきましたね。 涼しくなってご妊娠の報告が増えてきました。 43歳の方が自然でご妊娠されたり、 体外受精の合間に自然でご妊娠された方も何人かいらっしゃいます。 ここ最近は自然妊娠された方が多いですね。 漢方相談では夫婦生活の大切さについてお話するのですが 皆さんしっかりと頑張られてご妊娠されました。 タイミングだけでなく人工授精の方も体外受精の方も 夫婦生活の機会をしっかりと持つことで妊娠率はぐっと上がります。 採卵でも夫婦生活のあるなしで卵の質が変わってきます。 秋から冬にかけ妊娠しやすくなる季節です ・・・
漢方相談では色々なお悩みで相談に来られます。 来られたらまず最初に問診票を書いていただくのですが チェックされる項目として多いのが鼻水。 季節問わず透明の鼻水が出るという 慢性鼻炎のような症状あるという方が結構いらっしゃいます。 主訴(メインの悩み)を改善するために漢方薬を処方するのですが その過程で日々の鼻水が改善することがよくあります。 改善のポイントは冷たい物。 来られた方には漢方薬をお渡しする以外に 体を元気にするための養生法をお伝えするのですが その中で冷たいものは控えていただくようにお伝えしています。 毎日冷たい物を飲んでいる ・・・
不妊漢方治療Q&A7 Q.便秘薬を毎日飲んでいますが大丈夫ですか? 妊娠に影響はありますか? A.妊娠の可能性のある高温期の服用はおすすめしていません。 便秘薬には色々な種類がありますが たいていの成分が妊娠中には禁忌となっています。 漢方便秘薬などは体に優しいイメージがあり大丈夫そうに見えますが 例えば生薬の大黄やセンナなどは子宮収縮作用があり 流産早産の恐れがあるため妊娠中の使用はおすすめできません。 妊娠中と同様、妊娠の可能性がある高温期も 作用の強い便秘薬の服用はおすすめしていません。 特に体外受精での移植 ・・・
不妊漢方治療Q&A6 Q.太っていると妊娠しにくいですか?ダイエットしたほうがいいですか? A.太っていても妊娠可能です。特にダイエットは必要ありません。 この質問内容はよく耳にします。 ネット上でも妊娠するためにダイエットを推奨している情報が多いです。 そのため相談に来られた際にすでにダイエットに励まれていて、 糖質ダイエットでお米を食べるのをやめて体が弱っている方を見かけます。 またダイエットのために防風通聖散を飲まれている方もたまに来られます。 漢方薬局ですすめられた方もいらっしゃって衝撃を受けたこともあります。 防風通聖 ・・・
不妊漢方治療Q&A5 Q.病院でホルモン剤を出されていますが併用できますか? A.併用していただいて大丈夫です。 不妊治療で使われる主な薬として 排卵誘発剤(クロミッド、セキソビットなど) 卵胞ホルモン剤(プレマリン、エストラーナなど) 黄体ホルモン剤(ルトラール、デュファストンなど) 卵胞・黄体ホルモン配合剤(プラノバール、ソフィアなど) などがありますがいずれも漢方薬との併用は大丈夫です。 また病院さんから漢方薬を処方されている場合、 こちらでの漢方を希望されるのであれば、他での漢方薬は控えてもらったほうがよいで ・・・
不妊漢方治療Q&A4 Q.3回人工授精をしましたが妊娠せず、 先生から体外受精へのステップアップを勧められています。 できれば体外はしたくないのですが、漢方で自然妊娠できますか? A.卵管に問題がなければ妊娠可能です。 卵管が閉塞していなければ基本的には自然妊娠は可能です。 卵管が完全閉塞している場合でも、FT(卵管鏡下卵管形成術)で卵管を再開通させれば 漢方で自然に妊娠することも期待できます。 現在の不妊治療は高度医療が中心で、 自然妊娠についてしっかりと教えてくれるところがあまりないのが現状です。 漢方で妊娠できる体作りを ・・・
不妊漢方治療Q&A3 Q.流産予防に効果のある漢方薬はありますか? A.原因に応じた漢方を使うことで流産の確率は下がります。 流産は誰しも起こる可能性のあるもので1度の流産は直ちに異常とはいえません。 一般に妊娠経験のある方の半分が流産経験があると言われています。 治療が必要なのは一般的には不育症と言われる繰り返す流産です。 流産には複数の原因があり、それぞれの原因に応じた対処が必要です。 主な流産を原因を上げると 胎児の染色体異常 子宮形態異常(子宮の形態異常、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腔癒着など) 内分泌代謝異常(黄体機能不全 ・・・
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