


最近、病院さんからのご紹介で来局される方が増えています。 特に不妊治療のクリニックの先生や婦人科の先生が多いです。 一昔前はお医者さんの中では漢方薬に対して否定的な先生が多かったですが 最近は病院の先生も漢方薬に対するイメージが変わったのか 肯定的に捉えて下さる先生が増えています。 特に敷居の高かった大学病院の先生も勧めて下さるので正直驚いています。 私どもはもちろん漢方薬の素晴らしさについては理解していますが 西洋医学の先生にも認めていただけることは一漢方家として本当に嬉しいです。 病院でも保険適応の漢方薬を出せるにもかかわらず 町の漢方薬局の良さを ・・・
最近、朝起きれないという症状の方が増えています。 十分な睡眠時間をとっているのに、朝眠くてなかなか起きられない、 起きてもしばらくはぼーっとして動けないと訴える方が多いです。 朝起きられないという症状には色々な原因がありますが 最近の訴えのほとんどが肝鬱気滞タイプです。 感情的に不快な気分であったり、悩んだり怒りによって肝が鬱結して 気(エネルギー)が体全体に行き渡らない状態です。 寝ている間は気がほとんど巡らないので、気滞の状態の方にとっては 朝起きたときは気の停滞がひどくなっている状態です。 そのため朝が起きれない、だるいといった症状が起こります。 ・・・
不妊漢方治療Q&A10 Q.体外受精をしても妊娠せず、先生からは卵の質が原因と言われています。 漢方で卵の質は良くなりますか? A.卵の質が良くなった例は多数あります。 卵の質を良くしたいというご相談をよくおうかがいします。 グレードのいい卵が採れない 空胞が続いている 卵が採れても受精しない 受精卵が胚盤胞にならない 着床前診断で染色体異常のない卵ができない など卵に関するご相談内容は多岐に渡ります。 一般的に東洋医学では卵の質を良くするには 「腎(妊娠をつかさどる臓器)」を強化するこ ・・・
今年は血流の悪い方がとても増えています。 気温の低下もありますが10月から足先の冷えを訴える方が例年以上に多いです。 原因は2月から続くコロナ禍での運動不足。 運動というよりもとにかく基本的に歩くといった行動がとても減っています。 ちょっとしたお出かけや買い物をコロナ禍でしなくなり、 余計な外出はせずに家で過ごすことが多くなっています。 仕事で通勤していた方も在宅勤務が多くなり、歩く量がとても減っています。 トイレひとつをとっても職場ではちょっと歩いていたのが今は数歩で行けてしまう。 とにかく基本的な動きがとても減っています。 意識的に運動をしていて、 ・・・
不妊漢方治療Q&A9 Q.AMHが低く、体外受精をすすめられています。 漢方でAMHは上がりますか? A.基本的には上がりませんが、上がった例もあります。 AMHとは抗ミュラー管ホルモンのことで、AMHの値で卵巣予備能力がわかるとされ、 不妊治療クリニックにおいて治療の方法を決める指標とされています。 AMHは卵巣の中にある未熟な卵胞を取り囲む顆粒膜細胞から分泌されています。 卵巣の中に、将来排卵されて妊娠する可能性のある卵子を含んだ卵胞がたくさんあると、 血液中のAMHが高くなり、少なくなるとAMH ・・・
女性の靴下が年々短くなっている気がします。 今年の夏は暑かったからなのか流行りなのか 短い靴下を履かれている方がとても多い印象を受けます。 スニーカーソックスやアンクルソックスとか呼ばれるらしく くるぶしから上、足首がしっかりと見えています。 足首には三陰交や太谿といった婦人科系には大切なツボがあります。 女性にとっておしゃれは大切なものだと思いますが もちろん足首は体にとっては冷やしてはいけない部分です。 最近気温がだいぶ下がってきましたが それでもまだ短い靴下を履かれている方は結構いらっしゃいます。 生理痛、生理不順、不妊症など婦人科系のお悩み、冷え性で悩まれて ・・・
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健康について
逆流性食道炎は近年増加傾向にあります。 一説では人口の30~40%が罹患しているのではないかと言われています。 とくにここ数年逆流性食道炎と診断される方がとても増えている気がします。 まず逆流性食道炎について簡単に説明します。 胃と食道の間には逆流を防止するしくみがあり、食道と胃の間にある下部食道括約筋などが、 胃の中の食べ物が食道に逆流しないよう弁のような働きをしています。 しかし何らかの原因でこの逆流を防ぐ機能が低下すると胃酸が逆流しやすくなります。 治療としては胃酸を強く抑えるプロトンポンプ阻害剤(PPI)が第一選択薬になります。 しかしこのPP ・・・
不妊漢方治療Q&A8 Q.高温期の体温が低く、36.7℃より高くなりません。 体温が低いですが妊娠できますか? 漢方で体温が上がりますか? A.原因に応じた漢方で体温を上げ、妊娠しやすい体を作ることが大切です。 体温が低いことの一番多い原因は腎陽虚、 いわゆる体を温めるエネルギーが弱いことです。 そういう場合は補陽剤を使うことで体温が上がります。 腎陽を補う方剤としては八味地黄丸、牛車腎気丸、亀鹿二仙膠などがあります。 他に体温が低いことの原因としては 気虚、脾気虚、肝血虚、心血虚などがあります。 体力低下や胃腸の冷え、神経の ・・・
コロナウイルスの流行で行動が制限され、 今まで当たり前のように出来ていたことが難しくなりました。 その中でよかったなぁと思うことがあります。 それは漢方の勉強会に参加しやすくなったこと。 勉強会は大阪だけでなく全国各地であります。 遠方での勉強会は1日がかり、泊りになることもあるので 余程の興味のある内容でないと中々参加できません。 それがコロナ禍でオンラインの勉強会を行うところが増えてきました。 大阪だけでなく、遠方の勉強会も気軽に参加。 嬉しくてここ最近、日曜日には何かしらの勉強会に参加しています。 コロナの影響で悪くなったことが多いですが、 良くなったことが見 ・・・
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