


不妊漢方治療Q&A4 Q.3回人工授精をしましたが妊娠せず、 先生から体外受精へのステップアップを勧められています。 できれば体外はしたくないのですが、漢方で自然妊娠できますか? A.卵管に問題がなければ妊娠可能です。 卵管が閉塞していなければ基本的には自然妊娠は可能です。 卵管が完全閉塞している場合でも、FT(卵管鏡下卵管形成術)で卵管を再開通させれば 漢方で自然に妊娠することも期待できます。 現在の不妊治療は高度医療が中心で、 自然妊娠についてしっかりと教えてくれるところがあまりないのが現状です。 漢方で妊娠できる体作りを ・・・
不妊漢方治療Q&A3 Q.流産予防に効果のある漢方薬はありますか? A.原因に応じた漢方を使うことで流産の確率は下がります。 流産は誰しも起こる可能性のあるもので1度の流産は直ちに異常とはいえません。 一般に妊娠経験のある方の半分が流産経験があると言われています。 治療が必要なのは一般的には不育症と言われる繰り返す流産です。 流産には複数の原因があり、それぞれの原因に応じた対処が必要です。 主な流産を原因を上げると 胎児の染色体異常 子宮形態異常(子宮の形態異常、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腔癒着など) 内分泌代謝異常(黄体機能不全 ・・・
お盆を過ぎたあたりから夏バテの方が増えてきましたね。 食欲不振、胃痛、倦怠感など。 今年は例年にも増して厳しい猛暑。 相談に来られている方に、夏バテしていないか聞いてみています。 夏バテの有無を確認した後に聞いてみる質問が 「冷たいもの飲んでいませんか?」という質問です。 興味深いことに夏バテされている方のはほぼ100%と言っていいほど 毎日冷たいものを結構飲まれていました。 それに比べて、夏バテもなく食欲もあると答えられた方はほとんどが 冷たいものをあまり飲まれていませんでした。 温かい飲み物や、飲んでも常温。 冷蔵庫の麦茶には少しお湯を加えて飲んで ・・・
安倍首相が潰瘍性大腸炎の悪化で辞任されましたね。 潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。 特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。 粘液便や軟便、倦怠感などの症状を伴う場合もあります。 厚生労働省が指定する難病で、はっきりとした原因は明らかになっていませんが、 近年では、免疫機構が正常に機能しない自己免疫の異常が注目されています。 東洋医学的に考えると、臨床で診ている限り、 多くの場合ベースに体質として脾虚(胃腸が弱い)があり、 そこに精神的なストレスがかかり発症するのが原因であると感じます ・・・
最近またイライラ、うつ、不安、焦燥感などの症状が増えてきています。 コロナによる緊急事態宣言の時も、うつ、不安などの心のご相談が多かったですが、 ここ最近、以前のように精神の状態が悪くなる方が増えています。 暖かくなるにつれ感染者数も減少し活動が少しずつ再開されてきたのが ここにきて感染者数が再度増加し、再自粛による閉塞感で イライラや煮詰まり感、不安などが強くなっているようです。 さらに長い梅雨から猛暑から、ますます家にこもるようになり より心の状態が悪化しているように思えます。 籠っていることで気が滞り、負の情報によって心血が失われ ・・・
不妊漢方治療Q&A2 Q.不妊症に効果のある漢方薬を教えて下さい。 A.お体の状態や時期によって必要な漢方薬は変わります。 よくおうかがいするご質問ですが、 お体の状態や時期によっても変わります。 弱っている部分、強化が必要な部分は人によって異なりますし 例えば体外受精などでは採卵期や移植期によっても使用する漢方薬は異なります。 使用する漢方薬をざっと上げると 温経湯 温胆湯 黄耆建中湯 葛根湯 加味帰脾湯 加味逍遙散 冠心二号方 帰脾湯 芎帰調血飲第一加減 亀鹿二仙膠 桂枝湯 桂枝加竜骨牡蛎湯 桂枝茯苓丸 香砂六君 ・・・
子宝相談を行っていて皆さまから多くのご質問いただきます。 そこでよくお伺いするご質問についてブログを通してお答えしていこうと思います。 不妊漢方治療Q&A1 Q.漢方薬でできることはなんですか? A.漢方薬や漢方理論を用いた健康食品を服用することで 下記のようなことが可能です。 <女性について> 妊娠しやすい体作り 質の良い卵の成長 排卵しやすくする(多嚢胞性卵巣症候群など) 血流をよくし冷えを改善 FSHを下げる 子宮内膜を厚くする 子宮内膜を柔らかくする 抗体値を下げる ホルモンバランスを整える など <男性に ・・・
当店に漢方相談に来られる方の中で、病院で半夏厚朴湯をもらって飲んでいたけど あまり効果を感じなかったという声をちょこちょこ耳にします。 病院でよく処方されるツムラさんの半夏厚朴湯の効能には 「気分がふさいで、咽頭、食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症: 不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症」 と記載があります。 実際病院ではのどの異物感やうつ、不安症などで処方されていることが多いようです。 半夏厚朴湯は「金匱要略」には「夫人の咽中炙臠あるがごときは、半夏厚朴湯これを主る」 いわゆるのどの ・・・
梅雨が始まりましたね。 梅雨で湿度が高い上に温暖化の影響で6月でも30℃を超える日があり、 高温多湿でほんとに過ごしづらいですね。 暑い梅雨のせいで早くも体調を崩しはじめている方がいらっしゃいます。 梅雨時期は体に余分溜まった水で不調を起こりやすいです。 暑いので冷たい飲み物をたくさん飲んだりしていると 体に余分な水が溜まってしまいます。 たくさん水分を摂ると全ておしっこに出るようなイメージですが 実は処理しきれない水は体に溜まって悪さをします。 外の湿度が高いので体からいつも以上に水が抜けにくくなります。 また暑くて冷たいものばかり摂ることで胃腸が冷 ・・・
最近めまいのご相談が増えています。 この数か月間の自粛生活、生活の変化、ストレス、心配等々、 お体のバランスが崩れることによるめまいがほとんどです。 最近のめまいの原因として多いのが ① 肝火や肝陽の亢進による内風 自粛や生活の変化によるストレスで肝陰が損傷され、 相対的に肝陽が亢進しめまいがおこったもの ② 痰濁中阻自粛による過食、運動不足による消化機能の減退、飲酒・冷飲による胃腸の弱りなどで 体の中に溜まった痰濁によりめまいが起こったもの ③ 気血の不足 コロナウイルスの過度の心配や疲労による気血の消耗により起こったもの ・・・
TOP