「悪夢をよく見るので漢方で何とかしてほしい」 ・・・そんな相談をおうかがいすることはあまりありませんが 漢方相談で色々なお話を聞いていると 悪夢を見る、仕事の夢をよく見る、追われている夢を見るなど 不快な後味の悪い夢を見ている方はわりといらっしゃいます。 漢方相談で体の調子をうかがっていく中で睡眠の項目があります。 睡眠の質についてもおうかがいするのですが 不快な夢を見ている方は睡眠が浅かったり睡眠の質が悪かったりするようです。 実際のところどんな内容の夢を見ても構わないのですが 良くないのは睡眠の質が悪くなり、体調に影響を及ぼすことです。 なので質が ・・・
1月も明日で終わり、明後日から2月が始まります。 まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では2月4日は立春。 すなわち春が始まります。 立春あたりから春の不調が現れやすく、「肝」を原因としたご相談が増えてきます。 春になると今まで内にこもっていた体の陽気が盛んになり、心身の働きも活発になります。 また「肝」も盛んになり、自律神経が高ぶってきます。 この季節の変動にうまく対応できないと、心と体の不調が出やすくなります。 春に起こりやすい不調としては イライラ、落ち込み、不安、うつ、パニック、不眠、肩こり、頭痛、めまい、PMSなどがあります。 肝は体の気の ・・・
当店では妊娠希望・不妊症などの漢方相談では 基礎体温表の記入をお願いしています。 基礎体温表の記入をお願いすることの理由としては しっかりと読み取ることで体の状態を知ることができます。 陰(卵子を育てる期間)の力が足りているか 陽(着床した受精卵を維持する期間)の力が不足していないか 陰陽のバランスはうまくいっているか 気(エネルギー)が不足していないか 子宮内の血流の状態 子宮内膜の炎症 ストレスが妊娠に影響を及ぼしているか ホルモン剤を服用しているは体温を見ても意味がないようにも思えますが 服用している薬剤によって相応の上がり方下がり ・・・
先日、体調不良で相談に来られた方、 大変な症状だったので時間をかけて問診を行い不調の原因を探ってみると 病院から処方されている薬がどうも怪しい。。 というわけで別の病院を受診してもらい、 事情を話して薬も変えてもらうことをおすすめしました。 さっそく当店に来られた翌日に別の病院を受診。 お薬をかえてもらうと不調がほぼほぼ治まりました。 元の病院には体調不良でかかっていたのですが、 処方された薬によって何倍もの不調に増大していっていました。 2年も通われていたので何が不調の始まりで何が原因かもわからなくなっており 漢方だったら何とかなるんじゃないかと当店に相談に来られ ・・・
寒くなってくると色々なお悩みがふえてきますが、便秘もその一つです。 冷えることで胃腸の働きが悪くなったり、 寒いので室内で過ごすことが多くなり運動量が減るということもあるかもしれません。 便秘の相談で、以前はよく効いていた便秘薬を使用しても量を増やさないと効果がない、 あるいは全く効かなくなってきた言われることがあります。 センナなどの下剤は連用すると胃腸を弱らせてしまうことがあるので注意が必要です。 便秘に対する漢方処方では、便秘薬の部類ではないけれど解毒作用のある漢方や 女性は血が不足している方も多いため、血を補う漢方薬を使用して効果がある場合も多 ・・・
「枕が合わない」、夜眠れない方からよくおうかがいする言葉です。 本当に枕が合わないこともあるとは思いますが 今までぐっすり眠れていた時には気にならなかった枕が、 眠れなくなって急に合わなくなることはなかなか考えにくいと思います。 ではなぜ枕が合わないと感じるようになるのでしょうか? それは枕に原因があるのではなく頭の方に原因があるからです。 頭に張りを感じ、枕で寝ることがしんどくなってくる、 そのため枕が合わないと感じることが多いのかと思います。 いわゆる東洋医学で言うところの気滞の状態です。 すなわちストレスによって気が滞り頭に張りを感じます。 胃が張ったり、脇が ・・・
最近更年期のご相談が増えています。 更年期とは西洋医学では閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間と定義され、 更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、 その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。 東洋医学で更年期に起こる症状について考えてみると、 閉経前後というのは、生殖機能をつかさどる「腎」が衰えてくる時期で、 その時期に体のバランスが乱れている場合、様々な不快な症状が起こります。 不正出血、月経が長く続く、陰部の乾燥、ほてり、多汗、 イライラ、不眠、動悸、不安、抑うつ、めまい、耳鳴り ・・・
PMS、正式名は月経前症候群といいます。 生理の10日前くらいから起こる不調で生理とともに消失するのですが 長い方だと生理2、3日目まで続くこともあります。 症状としては、イライラ、うつ、落ち込み、涙がでる、眠気、だるさ、 胸の張り、肩こり、頭痛、過食、むくみ、不眠、めまい、のぼせなど色々な症状があります。 PMSが長いと1か月のうち半分が不調なことになり、 排卵前もつらい方など月のうち調子のよい日が数日しかないなんてことも。 つらいですよね。。。 生理は毎月やってきます。 PMSも毎月・・・。 ほんとにつらいのに病名がつくわけでもなく 生理前だから的な感じで軽く見 ・・・
お米を食べましょう。 最近ご飯を食べない、控えている方が本当に増えています。 漢方相談の際、食生活についてお聞きするのですが 1日3回の食事でお米を全く食べない、もしくは茶碗に半分くらいという方がとても多いです。 糖質制限、糖質ダイエットなど、糖質を控えることで簡単に痩せれる という考えから気軽に始められることが多いようです。 糖尿病などで期間を決めて糖質制限することは有益なこともありますが お米を食べないことで体に多くの悪影響を及ぼします。 体の不調を訴えて来られる方で、体質的に気虚の方は非常に多いです。 気虚とは気(体のエネルギー)が不足することで ・・・
コロナ生活も長くなり、ぐっすり眠れないという方が増えています。 不眠症についてのご相談は一年を通してありますが、 やはり原因として一番多いのがストレスです。 単にストレスといっても色々あり、 ストレスからくる怒りや悩みによる精神の高ぶり、強い不安、 過度の怒りや心配による心神の消耗などがあります。 心神が消耗してしまうとストレスがなくなった後も眠れない状態が続きます。 原因に応じた漢方の服用で睡眠の改善は可能ですが、 日々の生活でもぐっすりと眠れるような習慣を持つことが必要です。 ストレスの影響が強い場合は、環境を変え精神を回復させることがいいのですが ・・・
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