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病気不安とスマホ

 

 

病気や症状への過度な心配や不安から体調を崩す方がおられます。

たとえば、お腹が痛かったりするとすぐ大腸ガンじゃないだろうかとか考えたり、日常のちょっとした症状で大きな病気を疑う方がいらっしゃいます。

また軽い痛みなども病気なんじゃないかと考えて気血が滞りどんどん痛みがましたりなど。

身近な方に大きな病気の方がいらっしゃったり、タレントさんが病気を公表したりすると、自分に置き換えて不安になるのはわかりますが、体調を崩す方はその後どんどん深堀してより不安がひどくなっていってしまいます。

 

深堀の方法はスマホによる検索。

スマートフォンが普及してから気軽に検索できるようになりました。

「スマホで調べたらガンとか色々病気のことが出てきて治らないとか書いてあって不安で・・・」

と調べれば調べるほど深みにはまってしまい、より不安が増してしまいます。

例えば先程の腹痛を例にとってみると、皆さん

「腹痛 心配なし」

「腹痛 治る」

「腹痛 消化不良」

などと軽い感じでは調べないわけで、

「腹痛 大腸がん」

「腹痛 病気 種類」

「腹痛 治らない 病気」

ひどい方は

「腹痛 死亡例」とか調べたりします。

そうするとマイナスの記事ばかりがでてきます。

マイナスのことばかり検索しているのでマイナスの記事しか上がってこないのは当然で、商品を販売したいサイトなどはより不安を掻き立てるように記事が書かれていたりします。

つまり読めば読むほどどんどん不安になっていきます。

最近のスマホは賢いので、そういう記事を検索すればするほど病気の記事や広告が出てきたり、ヤフーニュースなんかでも病気関連のニュースばかり上位に上がって来ます。

 

病気不安症状不安がきつい方が漢方相談に来られた場合は、病気関連のスマホの検索は控えていただいています。

そうしないと見れば見るほど心が消耗し心血虚の状態になり、気も滞り血流が悪くなります。

スマホのマイナス検索をやめてもらうことで、体へのマイナスの影響は減り、漢方も期待通りの効果が発揮しやすくなります。

 

スマートフォンができてから便利な反面、数々の体調不良を生み出している気がします。

目の病気からはじまって頭痛、肩こり、検索による病気不安や、スマホの見過ぎで睡眠不足になって数々の病気にかかりやすくなったりと。

昔のガラケーで過ごしていた時代が懐かしいです。

便利すぎるのもちょっとこまったものですね。

 

スマホで病気不安

 

執筆者

井上 貴文

薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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