1月7日は七草粥の日でしたがみなさん食べられましたか?
年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休めてくれる春の七草のおかゆで、
無病息災の願いも込められてきた風習です。
七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)は
消化の促進や利尿作用などの働きを持っています。
昔から漢方医学では薬食同源を実践してきました。
そして、食べ物が薬に、もしくは薬が食べ物になることがよくありました。
例えば、古代の医学書「傷寒論」の処方「桂枝湯」は
初期の風邪などの治療に使われる漢方薬ですが、
その材料はショウガやシナモン、なつめなど台所にあるもので
寒い時期によく食べられていた家庭的なスープでした。
症状がひどくなる前に体の調子を整えていくことは
漢方の基本的な考え方でとても大切です。
ちょうど今の時期にぴったりな
薬と食材両方の性質を併せ持つ生薬使った処方ご紹介します。
小太郎漢方さんから発売された「参楂神」で、3つの素材からなります。
山楂子(オオミサンザシの成熟果実):リパーゼ(脂質の分解酵素)、フラボノイドを含む
麦芽(オオムギを発芽させたもの):アミラーゼ(糖質の分解)、ビタミンB群などを含む
米麴(米と麹菌による発酵食品):プロテアーゼ(タンパク質の分解)、ビタミン、オリゴ糖など
タンパク質、糖質、脂質の分解を助ける生薬がバランスよく入っていて、
食べすぎて胃がもたれる、お腹が張る、外食で油っぽいものが続いた、
夕食の時間が遅く胃腸の調子が悪いなどの方におすすめです。
昌子
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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