


前回産後うつが起こる原因について書きましたが 今回は事前にできる予防について書いていきたいと思います。 まずは体についてですが、産後の弱った体を回復させること。 とりわけ血をしっかりと補っていくことが大切です。 産後から1~2年,睡眠状況が安定し授乳が落ち着くまでのはしっかりと血を補っていきましょう。 食事の際、血分が豊富な食材を摂るとよいでしょう。 食材としてはレバー、牡蠣、牛肉、鶏肉、小松菜、ほうれん草、人参、黒ごま、ひじき、プルーンなどです。 ただ、赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんは自分の食事までしっかりとれないのが現実です。 また、高齢出産の場 ・・・
病院で出してもらった漢方薬を飲んだらまた調子が悪くなりました。 そんなお声をちらほら頂きます。 事情を詳しく伺ってみると、 最初はこちらに来て選んでもらったお薬を飲んでいてすごく調子がよかったのですが いつもかかっている先生にそのことをいうと、「同じ薬が保険で出せるから出してあげるよ。」 と言われ病院からの漢方薬を飲んでいたら効かないどころか悪化しました。 なので、またこちらに相談に来ましたと。 ずっとこちらの漢方薬を飲んでいれば今頃は元気で、漢方薬自体が必要なくなっているのにと思うのですが やはり病院の先生から同じもので保険もきくと言わ ・・・
寒いが続きますね。 今日、明日と天気予報は雪。 冷え込むはずですね。 ただ暦の上では2月4日が立春。 すなわち春はもう始まっています。 春になると、今まで内にこもっていた体の陽気が盛んになり、 心身の働きも活発になります。 また「肝」も盛んになり、自律神経が高ぶってきます。 ここでうまく養生できないと心と体の不調が出やすくなります。 今年は寒さが厳しく、体が季節にうまくついていけないせいか例年以上に心の不調が増えています。 イライラ、落ち込み、不安、うつ、パニック、不眠、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、ガス、PMSなど。 2月に入り新規の相談予約がひっき ・・・
最近大阪でも雪が降ったりとても寒い日が続いていますね。 「相談に来られる方に、毎日どれくらい歩いていますか?」とお伺いするのですが、 「あまり歩かない」とか「10分くらい」とかそういう方が結構いらっしゃいます 。体を動かすことの大切さをお話しすると、「じゃあジムに行きます」という方もたまにいらっしゃいますが、 ジムでストレスの発散ができ気分がよくなったりする方はよいのですが、 ジムに通うと目標を設定して自分を追い込んでしまう方もいるので、 ダイエットのご相談以外はあまりおすすめしてはいません。 通勤が車や電車で、デスクワークの方は本当に歩 ・・・
今年ある飲み会に参加した時の話です。 10人近くの人数で飲んでいました。 ほとんどがドクター。 そこで二人の精神科医が話をしていました。 A「普段診察してて患者さんに何が必要か見極めることが大切かな。」 B「心療内科って薬を出す以外に何か治療をすることがあるの?」 A「いろいろあるよ。大切なのは環境調整。薬が一番ではないよ。他にも治療する上で大切なことはたくさんあるよ。」 非常に深い意味を持つ言葉ですね。 Bのドクターは薬の処方を第一に考えていて、 Aのドクターは患者さんを理解することを第一に考えています。 薬はあくまで治療のひとつの方法 ・・・
昨年の話になりますが、年内の営業の終わった29日に忘年会に行ってきました。 心斎橋にある割烹「淺井東迎」さんです。 忙しかった12月も終わり友人たちと一年の締めくくり。 今までは焼肉やがっつり系の居酒屋で集まることが多かったですが みんな40歳を超え、 「おいしいものをちょっとでいいよね。」ということになり 魚・和食系でゆっくり飲むことに。 たまには焼肉も食べにいきますがもうカルビは油っぽくてしんどいですね。 漢方相談に来られる方の中に,昔は何食べても胃は丈夫だったのにとか、 昔は寝不足でも元気で動けたが今はしんどくてと言われる方がたまに ・・・
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日々の出来事
非常に悲しい現実ですが ご主人さんが定年退職になり家にずっといるようになってから 体調を崩され漢方相談に来られる奥様が結構いらっしゃいます。 非常に悲しいことですけれども・・・ ご主人さんがいらっしゃることにより肝気が鬱結し、 それにより体の弱い部分に種々の不調を引き起こします。 いわゆるストレスから体の不調をきたします。 不眠、頭痛、動悸、めまい、ひどい場合は円形脱毛症や白斑など。 1日3回の食事の用意や、どこに行くにも何をするにも色々聞かれたり。 ゆっくりしたり息つく時間もありません。 漢方相談に来られ、すごく体にストレスがかかっているので色々聞い ・・・
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