二人目ができにくい原因として、お一人目の子育てを頑張りすぎることにあります。 昔は大家族でおじいちゃんやおばあちゃんとともにみんなで育てていく感じがあり、 お母さんだけに負担がかかるといったことは少なかったのですが、 今はお母さんひとりで子育てを行うことが多く、一人であるがために頑張りすぎてしまうことも多いと思います。 お子さんが寝ない、または自分の寝る時間を削って家事をしたりすることによる睡眠不足、 自分の食事は二の次になり簡単に済ませてしまうことによる栄養不足、 また一人で頑張りすぎるがゆえの育児ストレス、 それらによって自分の体力が消耗し妊娠でき ・・・
昨日のブログの続きになりますが、二人目不妊の原因として 産後の養生が足りず体を十分に回復できていないことがあげられます。 東洋医学的にいうと、出産においては多くの気(エネルギー)と血(血液)が失われます。 特に血の消耗は激しく、十分な休息をとり血を補うような栄養を取ることで体を回復させる必要があります。 ただ、もちろんのこと育児が大変なのと近年の核家族化により家族の助けが十分に得られず、 お母さん一人で大変な思いをしながらなんとか赤ちゃんを育てていく場合も多いとも思います。 食事はパンやジュースなど簡単なものですませ、 赤ちゃんに付きっきりで寝る時間もとれないお母さ ・・・
漢方薬局柚花香房には子宝のご相談に来られる方が多いですが 二人目ができなくて来られる方も結構いらっしゃいます。 一人目ができたのになぜ二人目ができないんだろう? と疑問に思われいてる方も多いですが、そこにはいくつかの原因が存在します。 まず原因の一つとして授乳期間が長いこと。 以前は授乳は大体10か月から1年くらいで終わるのがよいとされてきましたが 現在はコミュニケーションや心の発達などの面で子供が自然とやめるまでは続けてもよいという考え方で 授乳を1年過ぎても長く続けられる方が増えてきました。 子供の成長という面ではよいのかもしれませんが、 二人目を ・・・
漢方薬局柚花香房にご相談に来られる方には 漢方の服用を始めて約1か月でご妊娠される方が一定の割合でいらっしゃいます。 もちろん体が変わってくるのには3か月から半年はかかりますが、 先月も先々月も漢方を始めてから1か月ちょっとでご妊娠された方がお一人ずついらっしゃいました。 すぐにご妊娠される方は ストレスによるホルモンバランスの乱れ、着床障害 卵子が精子と結びつくための認識能力の低下 内膜の認識不足による着床能力の低下 などが原因で妊娠しにくくなっているのではないかと考えています。 こういう場合は、ホルモンの感受性を高め、精 ・・・
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妊活相談(不妊症・不育症)
先日、大阪大学などの研究チームが 「加齢に伴う体内時計のリズムのずれが不妊症につながることがマウスを用いた実験でわかった」と発表しました。 体内時計を狂わせた生後8~12か月(人間の30代半ば~40代)のマウスを箱の中で飼育したところ、 妊娠成功率が10%でしたが、体内時計のリズムを調節すると妊娠成功率が70%に上がったそうです。 一方、若いマウスで同じ実験を行ったところ、体内時計を狂わせたままでも高い率で妊娠したそうです。 結果として、加齢に伴って体内時計を調節する機能が衰え、 脳の神経細胞から排卵の指示を出すタイミングもずれて不妊につながる可能性があるとのことで ・・・
母乳が出ないことは、東洋医学的に考えるとおおまかに分けて二つの原因が考えられます。 一つ目は気血の消耗、特に「血」の不足です。 もともと気血不足の方が出産によって著しく気血を消耗したり、 あるいは分娩時の大量出血によって血が消耗した場合などに起こります。 東洋医学では乳汁は血から生化したものと考えられており、 血が虚することによって乳汁の分泌が少なくなります。 そういう場合は消耗した気血をしっかり補う漢方薬を用います。 二つ目は乳絡がつまっていることです。 産後のストレスによって肝経の流れが滞ったり、あるいは産後血が滞ったりすることにより、詰まって出な ・・・
母乳の販売がニュースになっていましたね。 混ぜ物をした母乳がホームページ上で販売されていたようです。 いろいろな偽物を販売する業者はどの分野にも存在しますが、 母乳を購入された方がたくさんいらっしゃったことにとても驚きました。 私どもも子宝相談、産後の体調についてご相談をお伺いするので母乳が出ない方の気持ちはすごくよくわかりますが、 いくらなんでもネットで誰のものかわからない母乳を購入というのはどうかと思ってしまいます。 そもそも母乳というのは単なる栄養のミルクではなくて 赤ちゃんが元気に育つようにできているもので赤ちゃんを守るための免疫も与えます。 ・・・
正直タイトルを見てびっくりされた方も多いかと思います。 現在、不妊症の原因の55%が男性です。。。 先日の勉強会で知り、ここまで男性の比率が高まっていることに私も正直驚きました。 女性だけが頑張られているご夫婦もいまだに多いですが、 この数字を見て男性側も積極的に自分の体のことを知ってほしいと思います。 ご主人の精液検査(精子濃度、運動率、奇形率など)がよくない場合、 男性側にも原因があると判断されすぐに体外受精、顕微授精に進まれることもよくありますが、 1度の検査で決めず、ART(高度生殖医療)に進まれる前に複数回の精液検査をおすすめし ・・・
日曜日、不妊治療の勉強会に行ってきました。 今回は外部講師として天の川レディースクリニックの中村先生が来られていました。 自然妊娠率を高めるための外科的な治療についてや、 検査値と実際の治療成績や有効率、 薬の効果的な使用法など講義して頂きました。 不妊治療においてこれだけ医療が進んだ現在、漢方治療を行う場合も 西洋医学の不妊治療、検査値、薬の有用性について理解していないと適切な治療を行うことはできません。 このように第一線で活躍されている先生の講義を聞くことは非常に大切な機会です。 講義が終わった後も先生とお昼をご一緒し、 ・・・
漢方薬局柚花香房には子宝のご相談の方が多く訪れます。 不妊治療中で、人工授精で頑張られている方、 体外受精を頑張られている方、 顕微授精を頑張られている方など様々です。 タイミングをとり自然妊娠を目指されている方もいらっしゃいます。 どの段階で頑張られるとしても妊娠しやすい体を作ることが大切ですが 自然妊娠を目指されている場合、タイミングの取り方がとても大切になってきます。 どんなにお体が整っていても性交をもつ期間がずれていれば妊娠の可能性は低くなります。 タイミングをとる時期によっては妊娠はできても流産率が高くなる時期もあります。 正直、検査薬や病院 ・・・
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