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多嚢胞性卵巣症候群と妊娠

 

      モデルの神戸蘭子さんが、多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えご妊娠されたと報道されていましたね。 妊娠に至るまでの間、色々と大変な思いをされてきたことでしょうから、 ニュースを見てほんとうによかったなあと思いました。   多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは卵巣内に多数の未成熟の卵胞ができ 排卵できず月経異常を起こしている状態を言います。 検査では男性ホルモンが高値であったり、LHの値が高くなります。 AMHが高い場合なども多嚢胞性卵巣症候群が疑われます。 病院では治療としてクエン酸クロミフェンや注射を用いて排卵誘発を行ったり、 インスリン抵抗性がある ・・・

20代の不妊治療

 

    最近、20代の方の子宝のご相談が増えてきています。 TVや雑誌、ネットなどで不妊症、不妊治療がよく特集されているので 早く子作りをしたほうがいいとの意識が高まっているのだと思います。   早くから子作りをされるのは非常によいことです。 というのも、妊娠力をつかさどる「腎」の機能は20代がピークで 30歳を越えるとともに下がってきて、40代ではガクンと落ちてしまいます。 40代の妊娠力は20代の半分とも言われています。 最近では40代でご妊娠される方も結構いらっしゃいますが、 現状は頑張って治療を重ねやっと授かったという場合が多いと思います。 本日も40代の ・・・

駆け込みご妊娠報告

 

    昨日が漢方薬局柚花香房の年内の最後の営業日でした。 本日は片付けと残務処理のためお店に来ております。   毎年12月は年末にかけ忙しくなるのですが、今年も昨年同様ご妊娠の報告も多い月でした。 とりわけ一昨日、昨日と続けてご妊娠されたとのご連絡があり、 急遽安胎の漢方薬をお送りしたりしました。 冬は気温が下がるので冷えがある方にとっては不利な季節なのですが、 なぜかご妊娠のお知らせが多くなります。   今週から寒さが増してきましたが みなさんの嬉しいお話をうかがって、暖かい気持ちでお正月が迎えられそうです。       ・・・

AMHが低くても漢方薬でご妊娠

 

  漢方薬局柚花香房には子宝でお悩みの方が多くご来局されますが、 AMHが低くてお悩みの方もお越しになられます。   AMHとは抗ミュラー管ホルモン(アンチミュラリアンホルモン)の略称です。 AMHとは発育過程にある卵胞から分泌されることが明らかになっています。 そのためAMHが高いほど、発育のために準備されている卵胞が多いということになり、 AMHは卵巣予備能、いわゆる卵巣年齢や卵の残り数を表すものとして捉えられています。 AMHが低いとそれだけ卵の残り数が少ないということなるため、 不妊治療を頑張っておられる方には気になる値です。 もちろん不妊治療を行う際、AMHが低い ・・・

またまた1か月でご妊娠

 

    先月初めてお越しになられた方が漢方薬を服用し、1か月でご妊娠されました☆   以前のブログでも1か月でご妊娠する理由についてお伝えしましたが 今回もホルモンの感受性を高め、精子や子宮内膜の認識能力を向上させる植物エキスと 体に合った漢方薬を飲んで頂きご妊娠に至りました。   今まで、色々不妊治療を頑張ってきたにもかかわらずあっさりと妊娠。 もちろんあっさりではなくそこにはちゃんと妊娠に至る理由があるのですが やはり不思議に感じられていることだろうと思います。   もちろん妊娠は通過点に過ぎずゴールは元気な赤ちゃんを産むことですので、ここ ・・・

英ウィメンズクリニック研修

 

    今週、月曜日の午前中お休みをいただきまして、神戸の英ウィメンズクリニックでの泊りの研修行ってきました。 英ウィメンズクリニックは日本一の出産数を誇る日本有数の不妊治療専門クリニックです。 全国から不妊治療を頑張っておられる先生方が来られていました。 今回は着床前診断についての勉強をしました。     着床前診断では色々なことがどんどんわかるようになり日々進歩しています。 ただ倫理的な問題も絡んでくるので、日本産婦人科学会では技術を用いるべき指針を定めています。 海外では技術を応用し踏み込んだ治療を行っている国も多いので、 技術が進歩していくにつれ ・・・

二人目ができない(二人目不妊、続発性不妊)原因④

 

    二人目不妊の原因についてブログを書いてきましたが、今回が最後になります。 二人目ができにくい原因として一人目の出産時、すでに高齢であることが上げられます。 東洋医学では「腎」という臓器が生殖機能と深く関わっているのですが、 その「腎」の力は20代をピークにその後は段々と衰えていきます。 厚生労働省が発表した平成26年人口動態調査によると、第1子の女性の平均年齢は30.6歳となっており、 すでに妊娠をつかさどる「腎」の力が衰えてはじめています。 二人目となるともっと時間が経過しているので、 当然のことながらお一人目の時よりは妊娠力は低下しています。 妊娠力には、妊娠に ・・・

二人目ができない(二人目不妊、続発性不妊)原因③

 

    二人目ができにくい原因として、お一人目の子育てを頑張りすぎることにあります。 昔は大家族でおじいちゃんやおばあちゃんとともにみんなで育てていく感じがあり、 お母さんだけに負担がかかるといったことは少なかったのですが、 今はお母さんひとりで子育てを行うことが多く、一人であるがために頑張りすぎてしまうことも多いと思います。   お子さんが寝ない、または自分の寝る時間を削って家事をしたりすることによる睡眠不足、 自分の食事は二の次になり簡単に済ませてしまうことによる栄養不足、 また一人で頑張りすぎるがゆえの育児ストレス、 それらによって自分の体力が消耗し妊娠でき ・・・

二人目ができない(二人目不妊、続発性不妊)原因②

 

    昨日のブログの続きになりますが、二人目不妊の原因として 産後の養生が足りず体を十分に回復できていないことがあげられます。 東洋医学的にいうと、出産においては多くの気(エネルギー)と血(血液)が失われます。 特に血の消耗は激しく、十分な休息をとり血を補うような栄養を取ることで体を回復させる必要があります。 ただ、もちろんのこと育児が大変なのと近年の核家族化により家族の助けが十分に得られず、 お母さん一人で大変な思いをしながらなんとか赤ちゃんを育てていく場合も多いとも思います。 食事はパンやジュースなど簡単なものですませ、 赤ちゃんに付きっきりで寝る時間もとれないお母さ ・・・

二人目ができない(二人目不妊、続発性不妊)原因①

 

    漢方薬局柚花香房には子宝のご相談に来られる方が多いですが 二人目ができなくて来られる方も結構いらっしゃいます。 一人目ができたのになぜ二人目ができないんだろう? と疑問に思われいてる方も多いですが、そこにはいくつかの原因が存在します。   まず原因の一つとして授乳期間が長いこと。 以前は授乳は大体10か月から1年くらいで終わるのがよいとされてきましたが 現在はコミュニケーションや心の発達などの面で子供が自然とやめるまでは続けてもよいという考え方で 授乳を1年過ぎても長く続けられる方が増えてきました。 子供の成長という面ではよいのかもしれませんが、 二人目を ・・・

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