8月に入り、猛暑日が続いて体の負担が大きく体調を崩しやすい時期です。 暑さと湿気で寝苦しいため、なかなかぐっすり眠れないという方もいらっしゃると思います。 上手にエアコンを利用したり、体の余分な熱をとってくれる食べ物(キュウリ、トマトなどの夏野菜、スイカ、豆腐、緑茶、ミントのハーブティ)を取り入れるなどもおすすめです。 寝る直前に入浴すると熱が冷めなくてなかなか寝付けないという方は、布団に入る時間の1~2時間前に入浴を済ませておくのも良いと思います。 漢方薬で睡眠の質を良くするものには色々なものがあり体質や症状よって変わります。 熱がこもっている場合は冷ましたり、気 ・・・
帯状疱疹にかかる人の割合がここ数年増加しているようです。 20代、30代など、以前はかかる割合が少なかった年齢層の方の罹患率も増えているようです。 帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感、かゆみです。 その後赤い斑点が出てきて、その後水疱になりかさぶたになります。 通常、体の片側のみに発症することが多く、胸や背中などの他、顔に出る場合もあります。 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされます。 一度水痘(水ぼうそう)にかかり治癒したあと、神経節の中に潜伏しているウイルスが、免疫力の低下などが原因で再活性化することで発症するとされ ・・・
近年、慢性腎臓病の患者数がとても増えています。 腎臓病はとても怖い病気で、目に見える症状がわかりにくいまま進行します。 そのため症状が出てきたときには進行していると言われています。 腎機能が低下するとどうなるか? <腎臓が悪くなると起こる体内トラブル> 体内に水分がたまる →むくみ 血中に老廃物がたまる →尿毒症 酸性・アルカリ性のバランスが崩れる →生命の危険 電解質のバランスが崩れる →筋肉や組織の働きが悪化 ホルモンが十分にできない →血圧のコントロールに支障、貧血、骨がもろくなる 慢性腎臓病が進行すると腎不全に至ります。 ・・・
【がんと体内環境】 がん細胞は毎日3000~5000個できると言われています。 それを自分の免疫で毎日やっつけていくのですが、何らかの原因でがん細胞を処理できないと大きくなってがん腫瘍となります。 がん細胞は環境適応能力がとてもすぐれた細胞で、隠れたり形を変えたりしながら生き延びようとします。 がん腫瘍が見つかる方は、すでのがんが生息しやすい体内環境になっています。 そのため、手術や放射線治療、抗がん剤治療をしてがん細胞をやっつけても、体内環境を変えない限りは生き延びたがん細胞がまた別の場所に復活したり(転移)、新たながん細胞がまた出てきます。 がんと診断された方がよく再発す ・・・
漢方相談をおうかがいしていると、夕方になると様々な不調が出てくるという方がよくいらっしゃいます。 その中の一つの症状で、夕方になるとのどがつまりやすく感じるというものがあります。 夕方食事の準備をする頃や準備をしていざ食べるという段階になって、食事が喉を通らなくなるといった症状です。 昼間は症状はなく普通に食事もできますが夕方以降にしんどい症状がでてきます。 せっかく料理をしたのにあまり食べられないで終わってしまい、そうなるとなんだか気も滅入ってしまいます。 のどに何かつまっている感じがするが検査をしても異常がない、こういった症状を漢方では「梅核気」といいます。 東 ・・・
最近はしかの感染者が増加しているというニュースを目にします。 色々なウイルス流行のニュースが流れるたびに心配になりますよね。 その時に「なにか体に良いものはありませんか?」とご質問を受けることがよくあります。 対策としてはマスクをしたり、混み合った場所を避けたりといったことなどが上げられますが、最終的にはやっぱり自分の体の免疫を上げておくのがとても大切だと実感します。 免疫が正常に働いていると人は病気になりづらいですが、どういった時に免疫力が下がりやすいのでしょうか? 免疫を下げてしまうこと *体を冷やす、いつも冷たい物をとっている。(低体温は体の抵抗力を下げます。また血流が ・・・
お正月休みが終わり、新学期がはじまりましたね。 幼稚園や小中学校生のお子さんのいらっしゃるお母さんから、 この時期便秘に関するお悩みをよく伺います。 「休みに入ってから便秘になってしまった。」 「お腹の張りが続いてすっきりしない」 「普段から便秘ぎみだったがよりひどくなった。」など長期休みに入ると、 便秘気味だったのがよりひどくなってしまったり、 あまり便秘をしない方でも膨満感などに悩まされたりもあるようです。 お正月のごちそうや外食などでいつもと食事の内容が違うことや、 運動不足などの影響もあるかもしれません。 そして意外と多い原因が、 3食ご飯を作ったり家の用事 ・・・
起立性調節障害(OD)と診断されたがなかなか良くならない といったご相談がここ数年増えています。 中学生や高校生のお子さんがお母様と一緒に来られます。 起立性調節障害とは思春期のお子さんに多く、 頭痛、めまい、立ちくらみ、頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、朝起き不良など 多彩な症状が見られる自律神経の機能障害からくる疾患です。 具体的には以下のような症状が見られます。 朝なかなか起きられない 目が覚めても頭痛や腹痛がして寝床から出られない 午前中は気分が優れず、午後になると元気が出てくる 夜なかなか寝つけない 立ちくらみがする 体が重たくてだるい 食欲がない ・・・
腰椎変性すべり症とは、椎骨が前方に移動してしまう疾患です。 腰椎のずれがひどいと脊柱管を狭窄し神経を圧迫してしまうため、 足腰の痛みやしびれを感じます。 40代以上の女性に多いことから、加齢だけでなく ホルモン分泌や出産が関係しているのではないかと言われています。 西洋医学では牽引療法、薬物治療、ブロック注射、 それでも良くならないときは手術療法があります。 東洋医学では骨は「腎」がつかさどります。 骨、軟骨などの変形、転位などは「腎」の衰えによって起こります。 生殖機能も「腎」がつかさどるところですので、すべり症などの骨・関節の疾患は、 男性に比べ出 ・・・
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