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皮膚疾患には原因がある

 

    漢方相談には皮膚疾患のご相談もよくあります。 慢性蕁麻疹、湿疹、ニキビ・吹き出物、手荒れ、掌蹠膿疱症、乾癬など。 私どもでは皮膚のお悩みがある場合はまず漢方薬局ではなく 最初は皮膚科を受診してもらうようお願いしています。 というのも感染によるものや重大な疾患の現れであることを見逃さないためで 皮膚科を受診しても良くならない場合に相談に来られるようお願いしています。   来られた際よく言われることが、皮膚科ではとりあえず塗り薬や飲み薬は出してもらえるが 原因については言われないかもしくは原因不明と言われるとのことです。 そのため薬を止めると症状が出たり再発す ・・・

やっぱり増えてきた役員ストレスによる不調

 

  新型コロナウイルス感染症も5類に変わり 社会の活動もコロナ前のように戻りつつありますね。 コロナ禍で減っていた相談で、最近また増えてきたものがあります。 それは役員ストレスによる不調です。 コロナ禍では役員ストレスによる不調の相談はとても減っていて ブログに書いたのを覚えています。   コロナ禍でなくなった相談内容 – 漢方薬局 | 大阪 | 柚花香房::漢方ブログ (wu-xiang-dou.co.jp)   役員といっても多種多様で保育園・保育園の役員、小学校のPTA、 地域やマンションの自治会役員、お寺の檀家さんの役員に老人会の役員などなど。 ・・・

口内炎の漢方相談

 

  口内炎は口の中の舌や頬の内側、唇など 口内のあらゆる粘膜に炎症が起こることをいいます。 一度に複数個もできる場合もあり、 ひどくなると痛みで食事があまりとれなくなってしまうこともあります。   原因は疲労やストレス、睡眠不足や栄養不足、 口の中を噛んでしまったなどの物理的な刺激によるものなどがあるとされています。   東洋医学では口内炎の原因は 脾胃に湿熱が溜まっている 体に炎症が起こりやすくなっている 体力や免疫が低下している ストレスにより熱が発生する などに分類され、それぞれの原因に応じた漢方を服用することで 口内炎が改善したりできにくくなります。 よく ・・・

梅雨時期に多い不調

 

  昨日、今日と湿度がとても高いですね。 外歩いていると息をするのがしんどいくらいです。   梅雨時期に多い不調としては むくみ、だるさ、頭痛、頭重、じんましん、 むくみ、めまい、胃の不調、関節の痛み、などなど いずれも「湿」による不調です。 「湿」とは体に溜まる余分な水分です。 梅雨で湿度高くなることにより、 体内の「湿」が体外に出にくくなり、 中に溜まって重くなり不調を引き起こします。   日本は四方を海に囲まれ、基本湿度が高いため 体に水が溜まりやすいのと 近年、冷たい飲み物の摂りすぎや甘いものの食べ過ぎで 体に「湿」が溜まっている方がとても多いです。 &n ・・・

年相応に。。。

 

    50代、60代で体調を崩される方の中に 日々の生活を頑張りすぎる方がおられます。 若い時は休まなくても頑張れた、あまり寝なくても動けたなど 年齢を重ねてからも若い時と同じように頑張ろうとして 体のリズムを崩されていらっしゃいます。   スポーツ選手の引退会見などを見ても 以前のように体が動かなくなった、気力が続かなくなったという理由で 選手生活を引退される方が多いです。 スポーツ選手ほど分かりやすくなくても年齢を重ねると体力、気力が落ちてきます。 そして落ちてきても昔のようにと同じように頑張ろうとしていると 現実の生活と体力の差でバランスが乱れ不調を起こし ・・・

体調不良の方が増えています。

 

    最近、体調がすぐれないといった相談がとても増えています。 〇〇病といった疾患のご相談よりも 体がだるい、寝てるのに疲れがとれない、食欲がない、頭がぼーっとする、フラフラするなど。 過ごしづらい気温・天候や、風邪や感染症などの流行、 コロナ5類移行後の生活の変化など 体にかなりの負担になっているようです。   病院では血液検査に異常がない場合は特に治療されないことが多いですが 東洋医学では体全体を診て、なぜ症状が起こっているのかを考え 治療法を見つけて治療していくので、 こういう検査では表れない不定愁訴には漢方が得意だと言えます。   病気というほ ・・・

40代の妊娠、出産

 

  子宝(不妊・妊活)相談をおうかがいしていた方よりメールいただきました。 43歳でご出産され、出産の2日後に病室から送って下さいました。     初授乳後のかわいい赤ちゃんです。 とても幸せそうですね。 あきらめず頑張って妊活をされ、無事ご出産されました。 最近同じく43歳の方が自然でご妊娠されています。   40代でも妊娠できますかというお問い合わせをよくいただきます。 40代が妊娠しづらくなる一番の原因は卵子の老化です。 当店では40代の方のご相談も多いですが卵子が原因の方は 基本方針として年齢による卵子の質の低下を食い止め さらには引き上げるよう ・・・

更年期症状について

 

  女性は、40代後半から女性ホルモン(エストロゲン)が減少し始めます。 エストロゲンが減少すると脳は卵巣に対して、 もっとエストロゲンを出すようにシグナルを送ります。 その際にシグナルが周囲の脳に不要な興奮を起こしてしまい 自律神経の調節が上手くいかなくなります。 その結果、めまい、動悸、不安感、イライラ、不眠、 冷えのぼせ、ほてり、頭痛、だるさ、関節痛といった様々な症状が出てきます。 個人差はありますが、多くの女性が更年期の不調を経験しています。   東洋医学的には、更年期の不調は「腎」の急速な衰えを前提として それに体の様々なバランスの乱れが加わったものととらえます。 ・・・

血流を改善する漢方薬

 

  一般的に血流が良くない、血行不良などとよく言われますが 実は西洋医学には、血栓を溶かす薬や血管を広げる薬はありますが 血流を改善する薬がほとんどありません。 唯一リマプロストなどが血流を良くすると処方されていますが 血流低下が原因の一つである手根管症候群の治験が中止されたように 血流を良くする効果はあまり強くないように思います。   東洋医学では西洋医学にはない「瘀血」という概念が存在します。 「瘀血」とは「体内で血液がある一定の箇所にとどこおる病症のこと」を言います。 大雑把にいうと血流が悪くなりそれによって起こる病変です。   「瘀血」が関係している症状は ・・・

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症にも漢方が効果的

 

    腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などは 椎間板(背骨の骨と骨の間にある軟骨)の変形や椎骨の変形によって 神経を圧迫し、痛みや痺れなどを引き起こします。 治療はコルセット、ブロック注射、薬物療法、ストレッチなどありますが 根本的な治療法がないのが現状です。   漢方では、骨や軟骨は「腎」がつかさどっていると考え 腎を強化することで骨の変形、軟骨の減少を改善します。 「腎」を強化する漢方の中でも、特に骨の部分に働く漢方もあり、 骨形成を促進したり軟骨を増加させ変形を和らげていきます。 痺れがある場合などは血の巡りをよくする漢方を併せることで 痛みや痺れを改善し ・・・

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腰痛 漢方相談

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