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柚花漢方のブログ
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甘いものがやめられません

 

  まだまだ気温は高いですが、それでも真夏の蒸し暑さは少し影をひそめ、秋の空気が感じられる日もでてきました。   秋といえば食欲の秋。美味しい果物などの食材が豊富な季節ですね。 ただ、果物の食べ過ぎは脾胃を冷やしてしまうので一度に大量に食べるのは控えましょう。 特に胃腸の弱い方や気が不足している方は弱りやすいので注意が必要です。   漢方相談をしていて「甘いものが好きで食べ過ぎてしまう」と話される方が時々いらっしゃいます。 甘いもの、美味しいですよね。 お茶と一緒にいただくとホッとします。 ただ、食べ過ぎとなると体にはあまり良くありません。 漢方的には湿がたまり、 ・・・

緑内障?脊柱管狭窄症?バセドウ病?漢方で効果のある意外な疾患

 

  世間一般のイメージとして、漢方薬が得意だと思われている疾患は、葛根湯や漢方胃腸薬などに代表されるCM等に出てくる病名だと思います。 ざっと挙げてみると 胃痛、胸やけ、食欲不振などの胃腸疾患 風邪などのウイルス性疾患 更年期、生理不順、PMSなどの婦人科疾患 と言ったところかと思います。   ですが漢方薬はしっかりと体質や体の状態を診て処方すると、色々な疾患に効果を発揮します。 驚かれるところでは 緑内障、突発性難聴など感覚器の疾患 脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、ヘパーデンなどの整形外科系疾患 シェーングレン、バセドウ病、ベーチェット病、全身性エリテマトーデスなどの免疫疾患 ・・・

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漢方相談

皮膚疾患の方が控えてほしい食べ物

 

  湿疹、にきび、吹き出物、慢性じんましん、尋常性乾癬、アトピー、手荒れ、肌荒れなど、様々な皮膚のお悩みの方が漢方相談に来られます。 状態をおうかがいし漢方の処方を決めていくのですが、皮膚疾患にとって食生活はとても重要なので、食事のアドバイスは必ずします。 その中で食べない方がいいもの ほぼ全員に当分止めて下さいとお伝えするものは   牛乳   と   唐辛子などの辛いもの   です。 牛乳は体に湿(余分な水分)で、唐辛子は熱(炎症)です。 牛乳をたくさん摂るのはお子さんが多く、唐辛子はもちろん大人の方がほとんどです。 お子さんの皮膚疾患などは ・・・

漢方が劇的に効く人

 

  漢方を始めるとすぐに劇的に効果があらわれる人がいらっしゃいます。 お悩みの症状や体質にもよりますが、漢方を飲みつつ生活面を少し改善していただくだけで驚くほど効果が表れることがあります。 長年悩んでいた胃の不快感が急に良くなったり、眠れるようになったり、じんましんが消えたり、体の痛みがなくなったり。 内容は様々ですが、最近は飲んですぐ血糖値の数値が驚くほど良くなった方がいらっしゃいました。   生活面を変えて劇的に効果が表れるのはなぜか? そもそも不調の原因のほとんどは長い間積み重ねてきた生活習慣です。 ですので漢方で体の状態を良くするとともに、体を悪くしていた原因の影響 ・・・

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漢方相談

最近増えている暑い時期の自律神経のお悩み

 

  毎日毎日暑い日が続きますね。 ここ数年夏の暑さがとても厳しくなり、24時間クーラーつけっぱなしで外には極力出ないというのが夏の過ごし方になってきました。 昼間は店の前もあまり人が歩いていませんし、公園でもお子さんを見かけなくなりました。   夏の過ごし方が変わり、最近増えてきているのが自律神経のご相談。 不眠、不安、息苦しい、喉が詰まる、イライラ、ほてり、しびれ、頭痛など。 家にずっと閉じこもっていることによって気と血の巡りが悪くなってきます。 そしてクーラーの効いた涼しい部屋と買い物などでたまに外出する厳しい暑さとの温度差で、自律神経のバランスが取りにくくなってきます ・・・

漢方を飲んで2周期めで妊娠

 

  先週末、お二人の方からご妊娠の報告をいただきました。 お二人ともタイミングをとり始めてから2周期目で自然妊娠。 おひとりの方は、二人目のお子さんを望んでに妊活。 お一人目も漢方飲んで授かられました。 お二人目の方は体外受精で授からず、一旦体作りをとのことでご来局。 体外に向けての体作りのはずがすぐに自然妊娠。 お二人とも早くの妊娠にびっくりしておられました。   妊娠されたお二人には3つの共通点がありました。 一つめは漢方の飲み始めからしっかりとタイミングを頑張られたこと。 相談の際、妊娠しやすいタイミングの取り方もお伝えするのですが、なかなかその通りに頑張られる方は少 ・・・

6月の急な暑さに漢方薬

 

  まだ6月なのに暑い日が続いています。 急に暑くなると体が暑さに慣れていないので不調が出やすくなります。   暑くなると漢方相談でお伺いする事が増える症状は 夜眠りづらい 汗が大量に出て体がだるい 食欲がない 下痢や軟便 めまい むくみ 尿のトラブル ほてり 皮膚トラブル  などです。   暑い時期は、屋外の暑さと冷房で冷えた屋内との気温差で自律神経のバランスが崩れやすくなります。 また、心臓に負担がかかりやすくなり、動悸やほてりが出やすくなるいう方もいます。   漢方薬では気や陰を補うには生脈散や清暑益気湯、 冷たいものの取り過ぎで胃腸の調子を崩した時に藿香正気散、 血 ・・・

クレアチニンを下げるには? 腎臓を守る生活習慣①

 

  クレアチニンを下げるには?   腎臓の機能を良くするためにできることは色々ありますが、もっとも大切なことは睡眠です。 東洋医学で考えると、腎臓は「腎」がつかさどります。 東洋医学の概念では、「腎」は腎臓以外にも、骨や生殖機能などもつかさどります。 「腎」は成長ともに強くなり、老化とともに衰えていきます。 そして1日単位で考えると、毎日朝起きて行動することにより「腎」は消耗し、そしてしっかりと睡眠をとることにより回復します。 毎日がその繰り返しです。 そのため、睡眠時間が少ない、夜遅くに寝る日々を繰り返していると「腎」の回復が少なくなり、積もり積もっていくと腎臓の機能低下 ・・・

良くならない逆流性食道炎が漢方で良くなる?

 

  逆流性食道炎で病院から胃酸を抑える薬などを処方され、毎日飲んでいるけれどなかなか良くならないというご相談をお受けすることがあります。   逆流性食道炎の症状には、 胸焼け 胸がムカムカする 酸っぱいものが上がってくる感じがする ゲップ 喉の違和感 胃もたれ 胃が重い などがあります。 こういった症状がない、または気付かないけれど、逆流性食道炎と診断される方もいます。   病院の薬も飲んで食事も気をつけているのになかなか良くならない時に多いのが、原因のひとつにストレスがからんでいるケースです。  職場などの人間関係で悩みがあったり、家族の心配事があったり、引っ越し等で新しい環境に慣 ・・・

もうすぐ人工透析、そろそろ人工透析と言われたら・・・

 

  もうすぐ人工透析、そろそろ人工透析と言われたら・・・ 結論から言うと、腎臓病の相談をされているお近くの漢方薬局、相談薬局に行ってみて下さい。 もしかしたら腎機能が上がって人工透析をしないで済むかもしれません。   日本では40年前と比べると透析患者数が約5倍になっています。 一度人工透析を始めると基本的にはやめることはできないとされ、人工透析を始めると日常生活がこれまでと変わり負担も大きくなります。 腎機能をはかる検査値としてはクレアチニン、eGFRなどがありますが、より正確な判断をするためにeGFRが推奨されています。 この値がステージ4である15~29となれば、腎臓 ・・・

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