漢方といえば副作用がないと思われがちですが
漢方薬にもいろいろあって使い方を間違えると心配なものもあります。
最近の漢方の広まり方、使われ方で怖いなあと思うことがあったので書いてみます。
たまたまネットで見つけた美容クリニック。
ダイエットの漢方についての紹介がありました。
使っている生薬をいくつか載せておられましたが
怖いなあと思ったのはそのあとに書かれた文章。
飲み始めると心臓がドキドキしたり喉が渇いたり発汗したりすることがあるが
副作用ではなく新陳代謝が活発になり現れる症状なので心配ないとのこと。
文章を見てパッとみて思いついたのが〇〇という生薬。
強めに作用が出ることのある生薬で、含有量が多いと動悸がしたり発汗したりするので
体の弱い方には慎重に使わないといけない生薬です。
ホームページに記載の生薬を見てみると・・・
やっぱり載っていましたね。
通常はそこまでの症状が出たら服用を一旦中止するか減量して服用するのですが
続けて飲んでいて大丈夫とは・・・。
他にもテレビで散々コマーシャルされているダイエットの漢方薬も
肝機能障害などの副作用が多数報告されています。
ダイエットということで体から余分なものを出す作用のある漢方を出されているだと思いますが
そういう種類の漢方は作用の強いものが多いので、
期間や量を加減して服用するか補剤を足すなどして体に負担がかからないようにすることが必要です。
漢方だからといって何を飲んでも大丈夫なことはなく
体に合ったものを飲むことが大切です。
ダイエットに関して言えば、短期間で体重がたくさん落ちると謳ってあるものは
少し注意したほうがいいかもしれません。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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