今年ある飲み会に参加した時の話です。
10人近くの人数で飲んでいました。
ほとんどがドクター。 そこで二人の精神科医が話をしていました。
A「普段診察してて患者さんに何が必要か見極めることが大切かな。」
B「心療内科って薬を出す以外に何か治療をすることがあるの?」
A「いろいろあるよ。大切なのは環境調整。薬が一番ではないよ。他にも治療する上で大切なことはたくさんあるよ。」
非常に深い意味を持つ言葉ですね。
Bのドクターは薬の処方を第一に考えていて、
Aのドクターは患者さんを理解することを第一に考えています。
薬はあくまで治療のひとつの方法に過ぎず、他にも大切なことがあるという考えですね。
東洋医学でも漢方の服用が全てではなく基本の考えは治療プラス養生です。
生活環境を整えないと完全に良くなることは難しく、良くなっても再発する可能性があります。
漢方薬局柚花香房には心療内科に通院中の方が来られます。
薬を飲んでいて全然よくならない、薬が増える一方でどんどん悪くなっている気がする、
いつも薬を出されるだけで話も聞いてくれない、 いろんな悩みで来られます。
皆さんの一番の希望は元気になり、お薬(漢方も含む)を飲むことなくに毎日を過ごすこと。
相談に来られる方には体、状態に合った漢方薬を選び、養生法も伝えます。
それにより体の状態は良くなっていきますが
お医者さんから出された薬を勝手に中止してもらうことはできません。
処方薬の処方権は医師にあり、減薬の仕方によっては副作用を起こすものもあります。
そこでこちらでは心身の状態を良くし、患者さんから調子がいいことを主治医にお伝えしてお薬を減らしてもらっています。
ただ、Aのような先生であれば体の状態を診てお薬を減らしてもらえるのですが、
Bタイプの先生だと薬でコントロールすることを一番に考えているので、
どんなに患者さんが訴えても減らしてもらうことは難しい様です。
よくあるのが、「調子いいんでしょ?だったら今のままで飲んどいて」と長期間同じ薬を処方されることです。
これではいくら調子が良くなっても薬をやめるのは難しいですね。
Aのような先生だともちろん「減らしていきましょう。」となるのですが。
治療をする上でそういう先生に出会えるかどうかも大切なことだと思います。
ちなみにAの先生は、以前ブログで紹介した京都にある「あきしのこころのクリニック」の秋篠雄哉先生です。
とても良い先生で ,最近も先生の患者さんから、
柚花香房のブログを見て「あきしのこころのクリニック」に出会うことができたとお礼のメールを頂きました。
このブログがきっかけで体が良くなったとしたらほんとに嬉しいことです。
いい先生に出会うこと。ほんとうに大切ですね。
以前のブログでは
「京都にお住まいで、今の悩みを改善したい方は一度行かれてみてはいかがでしょうか?」 と書きましたが、
「あきしのこころのクリニック」は地下鉄四条駅1分、阪急烏丸駅徒歩3分です。
交通の便が良いので大阪からも案外時間がかからず行くことができます。
本当に良くなりたいのであれば少々時間がかかっても京都まで通院するのもいいのではないかと思います。
いい先生に出会うこと。本当に大切なことだと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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