煎じ薬は湯剤(とうざい)、煎剤(せんざい)とも言います。 最近はエキス剤(粉)のほうがポピュラーになってきましたが、漢方薬というと煎じ薬をイメージされる方も多いと思います。 煎じ薬とは、生薬を煮出だすことによってエキスを抽出し、その煮出した液を飲む薬です。 ひとつの漢方薬には何種類もの生薬が配合されておりそれらを合わせて煮出していきます。 たとえば補中益気湯は人参、白朮、黄耆、当帰、陳皮、大棗、柴胡、炙甘草、生姜、升麻など10種の生薬が入っています。 そしてその煮出した液を1日何回かに分けて服用します。 煎じ薬は煎じるわけですからもちろん時間がかかりま ・・・
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漢方薬
「ちょっぴり大人なしょうが湯」 昨年12月、漢方の卸さんである栃本天海堂さんより発売されました。 6袋入りで840円(税込)です。 乾燥しょうが、蒸ししょうがに加え高麗人参、山椒、麦芽糖水飴も入っているので 体の芯からぽかぽかです。 大建中湯に入っている素材ですね。 しょうが、高麗人参などは耳にすることもあるとは思いますが、 山椒も漢方では用いられている生薬です。 漢方の世界では、山椒は一般的に「蜀椒(しょくしょう)」とよばれ、寒や湿を取り除きます。 こちらのしょうが湯は砂糖の代わりに三温糖が使われ、甘さも控えめ、大人の味です。 コラーゲ ・・・
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