


腰椎変性すべり症とは、椎骨が前方に移動してしまう疾患です。 腰椎のずれがひどいと脊柱管を狭窄し神経を圧迫してしまうため、 足腰の痛みやしびれを感じます。 40代以上の女性に多いことから、加齢だけでなく ホルモン分泌や出産が関係しているのではないかと言われています。 西洋医学では牽引療法、薬物治療、ブロック注射、 それでも良くならないときは手術療法があります。 東洋医学では骨は「腎」がつかさどります。 骨、軟骨などの変形、転位などは「腎」の衰えによって起こります。 生殖機能も「腎」がつかさどるところですので、すべり症などの骨・関節の疾患は、 男性に比べ出 ・・・
ある不妊治療のクリニックの話を聞いたのですが 最近採卵において、うまくいかないケースが増えているそうです。 事前のエコーでは卵胞がしっかり見えているのに 採卵時に採れないケースや未熟卵のケースが増えているそうです。 原因はわかっていないとのことですが 昨年から自保険治療が始まり刺激方法や使える薬剤も変わったり また新型コロナの流行から色々なことが大きくかわり 気候も温暖化が進んだりと取り巻く環境が大きく変化したことが ひとつの要因なのかもしれません。 では当店ではどうかというと、漢方を服用されている方で 採卵が上手くいかないケースが増えたというのは 正直なところあま ・・・
妊活・不妊相談で、好きなものやめたり制限したりして 食生活を頑張りすぎている方を最近よく見かけます。 よく聞くのが 小麦を全てやめる(パン、ケーキ、パスタなど) 乳製品を全てやめる(牛乳、チーズ、ヨーグルト、ケーキなどの洋菓子) 甘いものは一切やめておやつはナッツ 一部の鍼灸院や整体院でよく言われているようで みなさん妊娠のために好きなものを絶って頑張っていらっしゃいます。 確かに厳密にいえば小麦も乳製品も甘いものも妊娠を望むには良くないですが 大好きなものを我慢するストレスの方がもっともっと良くないです。 というのも 不妊の一番の原因はストレスです。 ・・・
先日、50代の女性の方が相談に来られました。 主訴は疲れがとれない、体がだるい、何かをしようとしても動けない との内容でした。 年齢的に更年期ではないかというご相談。 当店では初回は40分から長い時は2時間近く時間をかけ 問診を行い不調の原因、体の状態を探っていきます。 体の細部の状態から日常生活までおうかがいします。 今回のご相談も色々とお話を聞き、導いた不調の原因は 更年期でもなんでもなく、ただの・・・睡眠不足でした。。。 毎日4~5時間くらいしか寝ていないこと。 気持ちの強い方でこれくらい大丈夫との気持ちで日々頑張られていましたが ただ年齢的にも体力が落ちてく ・・・
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漢方相談
9月に入り日中暑い日もありますが、朝晩などは涼しい風が吹いたり秋の気配を感じます。 これから秋に入り涼しくなっていく中で増えてくるお悩みが、 腰痛、関節痛、坐骨神経痛などの痛みのご相談です。 整形外科に通っていて、痛み止めの内服薬と湿布をもらっているがなかなか痛みが良くならない 痛みのせいで、家事や仕事がしんどい 好きな旅行なども痛みが出たらと思いあきらめてしまっている 歩くと痛むのでじっとしていることが多くなっている などといったお悩みの方がいらっしゃいます。 痛みやしびれで思うように体が動かせないのはつらいですよね。 これから秋に入り過ごしやすい気候になりますが ・・・
帯状疱疹がとても増えているそうです。 帯状疱疹は中医学では 「纒腰火丹」、「蜘蛛瘡」、「蛇串瘡」などと呼ばれています。 帯状疱疹で辛いのが痛み。 発疹が消失したあとも神経痛が残るケースが非常に多いです。 ピリピリ、ズキズキ、ヒリヒリとさまざまな痛みをきたします。 漢方的に捉えると気滞血瘀、気虚血瘀の証型が多く 気と血にアプローチする漢方を組み合わせて使います。 とはいえ頑固な痛みになるとなかなかとりきれない場合が多いのですが ある種の動物生薬を用いた漢方を併用するととてもよく効くケースがあります。 数年前まであったのですが生薬の不足、高騰で販売中止にな ・・・
ダイエット漢方薬とは? 漢方薬でダイエットというと 防風通聖散や防已黄耆湯を思い浮かべる方も多いと思います。 保険で肥満に適応があるのは防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯の3つがあり 中でも防風通聖散と防已黄耆湯はダイエット漢方薬として有名です。 病院で出される医療用漢方としても処方されますし、 ドラッグストアなどでも精力的に販売されています。 ナイシトールやコッコアポといった名前を聞いたことがある方も多いと思います。 上記の漢方薬は内臓脂肪に効くなどと過剰な広告がなされています。 では防風通聖散と防已黄耆湯がダイエットに効果があるのかについてですが 実際のところは両 ・・・
漢方相談には皮膚疾患のご相談もよくあります。 慢性蕁麻疹、湿疹、ニキビ・吹き出物、手荒れ、掌蹠膿疱症、乾癬など。 私どもでは皮膚のお悩みがある場合はまず漢方薬局ではなく 最初は皮膚科を受診してもらうようお願いしています。 というのも感染によるものや重大な疾患の現れであることを見逃さないためで 皮膚科を受診しても良くならない場合に相談に来られるようお願いしています。 来られた際よく言われることが、皮膚科ではとりあえず塗り薬や飲み薬は出してもらえるが 原因については言われないかもしくは原因不明と言われるとのことです。 そのため薬を止めると症状が出たり再発す ・・・
新型コロナウイルス感染症も5類に変わり 社会の活動もコロナ前のように戻りつつありますね。 コロナ禍で減っていた相談で、最近また増えてきたものがあります。 それは役員ストレスによる不調です。 コロナ禍では役員ストレスによる不調の相談はとても減っていて ブログに書いたのを覚えています。 コロナ禍でなくなった相談内容 – 漢方薬局 | 大阪 | 柚花香房::漢方ブログ (wu-xiang-dou.co.jp) 役員といっても多種多様で保育園・保育園の役員、小学校のPTA、 地域やマンションの自治会役員、お寺の檀家さんの役員に老人会の役員などなど。 ・・・
口内炎は口の中の舌や頬の内側、唇など 口内のあらゆる粘膜に炎症が起こることをいいます。 一度に複数個もできる場合もあり、 ひどくなると痛みで食事があまりとれなくなってしまうこともあります。 原因は疲労やストレス、睡眠不足や栄養不足、 口の中を噛んでしまったなどの物理的な刺激によるものなどがあるとされています。 東洋医学では口内炎の原因は 脾胃に湿熱が溜まっている 体に炎症が起こりやすくなっている 体力や免疫が低下している ストレスにより熱が発生する などに分類され、それぞれの原因に応じた漢方を服用することで 口内炎が改善したりできにくくなります。 よく ・・・
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