


先日、母と話していて、白髪交じりの髪が薄くなってきたのを見て 「少し髪薄くなってきたなあ、漢方飲む?」と聞いたところ 「えっ、漢方薬で髪の毛増えるの??」とかなり驚いた様子。 普段はくすり嫌いなのか、漢方には興味を示さないのですが 髪の毛と聞いた途端、「そんなんあるんやったら飲んでみようかな」とかなりの乗り気。 言ったこちらも少しびっくり。 で実際のところどうなのかというと 漢方薬で髪の毛は増やすことはできますし、太くしたり抜けにくくすることも可能です。 髪の毛のご相談はそこそこあり、 髪がたくさん抜ける、細くなった、薄くな ・・・
最近、雨だったり曇りだったりお天気の良くない日が多いですね。 お店に来られる方もなんとなく体が重かったり頭が重痛かったり、体調のすぐれない方がとても多いです。 雨の日にしんどいのは気分的な問題だけでなく、 湿邪の影響でもともと体に余分な湿(水分)がたまっている方や、 気虚(エネルギー不足)の方は不快な症状が出やすくなります。 気をつけることとしては、 がぶがぶ水を飲まない、冷たいものをとらない、急いで食べない、食べ過ぎないなど、 体に余分な水分を摂りすぎないこと、胃腸を弱めないこと。 睡眠も十分にとって体の元気を養うことも大切ですね。 漢方薬では余分な ・・・
3月ももう半ばになりますが、まだまだ寒い日が続きますね。 お天気の悪い日も多く、すっきりと晴れる日が少ないように感じます。 中医学では春は2月の立春から始まり、3か月間続きます。 冬の間冬眠状態で固まっていた体が春になって暖かい春風を感じると 体の中の陽気が盛んになっていきます。 夜は早く寝て朝は早起きしてゆったりと散歩し 春の陽気に合わせていきいきと活動し、伸びやかに過ごすのが春の養生法です。 これに反すると、「肝」を傷つけてしまいます。 肝は体の気の流れを調整する臓器のため、 ストレスによって肝が影響を受けると気の流れが滞り、体に不調が出てきます。 ・・・
日曜日、不妊治療の勉強会にて講師をさせていただきました。 多くの先生方が来られているのでかなり緊張。 なんとか無事終わりほっとしました。 午前中は福岡の古賀文敏ウイメンズクリニックの古賀先生の講義でした。 先生と一緒に写真を1枚。 目をつぶってしまっていますね(苦笑) ちなみに写真を撮って下さったのはタンポポ茶ショウキT-1開発者の邵輝先生です。 色々勉強してきたので、日々の相談業務に生かしていければと思います。 ・・・
先日、子宝のご相談に来られていた方のお母様が、赤ちゃんが産まれたとお知らせに来てくださいました。 どんどん大きくなってきていると嬉しそうに話されていました。 おみやげに畑でとれた無農薬の柚子をたくさんいただきました。 漢方薬局柚花香房の名前にちなんでのプレゼント。 温かい気持ちが伝わります。 お料理にかけてもお風呂に入れてもいい香りが広がりますよね。 赤ちゃんと一緒に来ていただいたり、病院から赤ちゃんの写真をメールしていただいたりご報告が相次いでいます。 よかったなぁとうれしく思うと同時にこちらも元気をいただけ ・・・
昨日ブログに漢方薬を効果効能だけで選ぶ危険性について書きましたが アップしたその日に、まるでブログを読まれたかのような方が来局されました。 年配の男性が、教えてほしいと来られたのですが、持ってこられたのが小柴胡湯。 なんでも肝機能の数値が悪かったため5年前に医院さんで処方され それ以来ずっと小柴胡湯を飲み続けておられるそうです。 先生に聞いても納得のいく説明が返ってこないのでこちらに聞きにこられたとのこと。 小柴胡湯以外にも色々疾患があり一日に20錠以上のお薬を飲まれていて、 最近何をしても体が全く温かくならないとおっしゃられていました。 小柴胡湯とい ・・・
みなさん一度くらいは漢方薬を飲まれたことがあると思いますが、漢方薬はどうやって選ばれているのでしょうか? ドラッグストアで効能効果を見た決めたり、ネットで自分で調べて購入される方が多いかと思います。 最近では病院で処方されることも多いようですが、 漢方専門クリニックを除き通常は効能効果だけで選ばれていることが多いような気がします。 先日、子作りを頑張っておられる女性の方が薬局に来られました。 なんでも婦人科でもらった桂枝茯苓丸が生理不順によかったので、 それ以来ドラッグストアで桂枝茯苓丸を買って毎日飲まれているそうです。 桂枝茯苓丸の効能効果には生理不 ・・・
インフルエンザが流行っていますね。 1月第3週に全国でインフルエンザ流行警報が出されました。 薬剤師会の調査によりますと、ここ吹田市でもインフルエンザの患者数は増加傾向を示しています。 今までは大人の方の患者数の増加が顕著だったのですが、 最近はお子さんの患者数も増加してきているようです。 予防注射を打ったのにインフルエンザにかかったというお話をよくお伺いします。 新聞でも予防注射をしていたのに死亡された例が載っていましたね。 インフルエンザウイルスはA、B、C型に大別されそれぞれ種類がさらに分かれます。 ワクチンの製造には何か月もかかるため約1年前か ・・・
昨日産婦人科医の友人と電話していて、漢方メーカーについての品質の違いについて質問されました。 漢方薬は同じ方剤でも、漢方メーカーによって品質・効果は異なります。 まず漢方を構成する生薬は植物なので、当然ながら出来不出来は存在します。 また構成する生薬の配合量、配合比率の違い、ものによっては入っている生薬が違っていたりします。 例えば補中益気湯では、ツムラさんが蒼朮という生薬を使っているのに対し、 小太郎さん、クラシエさん、東洋薬行さんなどは白朮を使っています。 蒼朮は風寒湿を飛ばす作用があり、医歯薬出版の「中薬学」では気虚多汗に禁忌となっています。 一 ・・・
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