当店では不眠症の相談やその他睡眠の質が悪い方には 寝る前に携帯やスマートフォンを控えるようにお伝えしています。 実際のところ寝る前にスマートフォンをご覧になる方はとても多いです。 LINE、メールのチェックやネットニュースを見たりと 布団に入ってから寝る前に見られるようです。 スマートフォンのブルーライトは光が強く、 脳が明るい光を昼間と判断しメラトニンというホルモンの分泌を抑制します。 メラトニンとは松果体から分泌され、 自然な睡眠をうながす作用があると言われています。 つまり寝る前にスマートフォンを見ることによってメラトニンの分泌が抑制され 睡眠に ・・・
ここ数日、日中は夏が戻ってきたかのように暑いですね。 ただ朝は涼しいので気温差で体調を崩さないようにしないといけないですね。 日中は暑いですが季節はもちろん秋です。 毎年秋から冬にかけ妊娠のご報告がぐっと増えてきます。 今年も秋になり、ここのところご妊娠される方が急に増えてきています。 数年前のブログにも書いていますが秋は他の季節よりも妊娠しやすい季節です。 「厚生労働省の報告では、夏の出産報告が他の月に比べ多いそうです。 夏は7月、8月なので、逆算すると10月、11月の妊娠が多いことになります。 また東海大学婦人科の研究によると10月、 ・・・
不妊漢方治療Q&A19 Q.毎日1時に寝て7時起きます。体は元気なのですが大丈夫ですか? 妊娠に必要な睡眠時間はどれくらいでしょうか? A.7時間以上の睡眠を心がけましょう。 睡眠時間だけではなく就寝時間も大切です。 12時までには眠るようにしましょう。 妊娠にとって睡眠はとても大切です。 生活習慣の中で一番大切といっても過言ではないくらいです。 例えば仕事で帰りが遅い方にはご飯は適当でもいいので 少しでも早く寝ることをお願いしています。 まず東洋医学での妊娠力をつかさどる「腎」についてお話しすると、 ・・・
不妊症、妊活相談では様々な漢方薬を使います。 その中でも今回はちょっと意外な漢方をご紹介。 引き始めの風邪に使われる葛根湯。 漢方を飲まない方でもご存じの方は多いと思います。 当店では不妊治療に葛根湯をたまに使います。 どういう時に使うかというと、色々試しても 採卵でいい卵が採れない、育たないという時に使います。 力が不足していてあまり卵が育てられないという方に 補気、補腎をおこない土台の力を養った上で、 その力を引きだすために使います。 そうすることで今まで育たなかった卵が順調に大きくなったり 胚盤胞に育ったたりという例がたくさんあります。 葛根湯は葛根、麻黄とい ・・・
お米を食べましょう。 最近ご飯を食べない、控えている方が本当に増えています。 漢方相談の際、食生活についてお聞きするのですが 1日3回の食事でお米を全く食べない、もしくは茶碗に半分くらいという方がとても多いです。 糖質制限、糖質ダイエットなど、糖質を控えることで簡単に痩せれる という考えから気軽に始められることが多いようです。 糖尿病などで期間を決めて糖質制限することは有益なこともありますが お米を食べないことで体に多くの悪影響を及ぼします。 体の不調を訴えて来られる方で、体質的に気虚の方は非常に多いです。 気虚とは気(体のエネルギー)が不足することで ・・・
不妊漢方治療Q&A18 Q.体外受精で移植を繰り返し着床はするのですが、毎回心拍確認後すぐに流産してしまいます。 卵の質が原因でしょうか? A.主に卵が原因の場合と母体の妊娠維持力が足りない場合があります。 体外受精で移植後に着床はしても胎嚢確認後に流産になったり、 心拍確認後すぐに成長が止まってしまうといった相談はよくおうかがいします。 流産する原因にはいくつもの要因があるのですが、ご相談の方のような場合だと、 妊娠するという力はある程度備わっているので主に二つの原因にしぼられます。 一つ目は受精卵の質が良くない場合です。 受精 ・・・
漢方薬局柚花香房では漢方相談の際、生活養生についてもお伝えしています。 生活養生で何よりも大切なのが「睡眠」。 いくら頑張って漢方を飲んでいても、 睡眠が良くならないと状態が改善しないといった疾患はたくさんあります。 目の疾患、耳の疾患、不妊症、皮膚疾患、胃腸の悩み、更年期障害、腰痛・関節痛 などは睡眠が大きく影響するお悩みです。 夜にしっかりと睡眠をとることで 腎が回復し、腎がつかさどる生殖機能、骨、耳、粘膜が回復します。 胃腸も寝ている間に回復し、起きている間に消費されたエネルギーも再び養われます。 病院に入院して患者さんの体調が良くなるのは、 21時には消灯で ・・・
体外受精の採卵には大きく分けて低刺激法と高刺激法があります。 低刺激法とはクロミッド、セキソビット、フェマーラなどの経口排卵誘発剤を使って採卵する方法です。 採れる卵は2~3個で体への負担が少ない刺激法です。 高刺激法とはショート法、ロング法、アンタゴニスト法などがあり、 排卵誘発の注射を連続で使用し、できるだけたくさんの数の採卵を目指す方法です。 それぞれにメリット、デメリットはありますが、 ホルモン剤による体への負担が大きく出る方は低刺激法が良いのではないかと思います。 ホルモン剤を使用する際に、だるさ・吐き気・ふらつきなどの症状が強く出る方、 月経周期や経血の状態が著しく変 ・・・
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妊活相談(不妊症・不育症)
不妊漢方治療Q&A16 Q.体外受精で凍結卵を移植します。 移植後の過ごし方はどうすればよいでしょうか? A.早く寝る、激しい運動をしない、ストレスをかけすぎないことです。 漢方薬局柚花香房では漢方相談の際、移植後の過ごし方についてもお伝えしています。 不妊治療のクリニックさんでも細かく注意をされるところから 普段通りで大丈夫と特に指示されていないところまで様々ですが、 当店では過去の経験からいくつかの注意事項をお伝えしています。 ①早く寝ること 色々なクリニックさんが移植 ・・・
漢方薬局柚花香房での子宝相談でご妊娠され、 妊娠初期に出血が起こるケースがあります。 妊娠初期に見られる性器出血を東洋医学では胎漏といいます。 明らかに動きすぎの時や1回だけ下着につく程度の出血であれば問題ない場合が多いですが 出血が続く場合や頻回に起こる出血は注意が必要です。 中国の古い書物「本草綱目」に 「下血止まざれば、血尽きて子死す」とありますが 胎漏の治療は流産を防止するという面で大切なポイントです。 産婦人科などでは流産予防に当帰芍薬散を使われることが多いですが 出血を伴う流産の回避には当帰芍薬散は弱く 芎帰膠艾湯を用いて損傷した衝任の固摂 ・・・
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