1月7日は七草粥の日でしたがみなさん食べられましたか? 年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休めてくれる春の七草のおかゆで、 無病息災の願いも込められてきた風習です。 七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)は 消化の促進や利尿作用などの働きを持っています。 昔から漢方医学では薬食同源を実践してきました。 そして、食べ物が薬に、もしくは薬が食べ物になることがよくありました。 例えば、古代の医学書「傷寒論」の処方「桂枝湯」は 初期の風邪などの治療に使われる漢方薬ですが、 その材料はショウガやシナモン、なつめなど台所にあるもので 寒い時期によく ・・・
11月も半ばに入り、気温の低い日が多くなってきましたね。 冬は植物が新陳代謝を抑えて栄養分を幹や根に蓄えるように、 人間も新陳代謝が下がり陽気や栄養分を体内に蓄えていく季節です。 そして、冬に一番気を付けなければいけないのは寒邪の影響です。 寒邪は 陽気を損傷するため、手足や体全体に冷えを起こし、 脾胃に入ると下痢や腹痛、吐き気などが起こります。 また 気血津液の流れを滞らせるため、頭痛や関節痛、生理痛など 体の色々な部分に痛みを引き起こします。 脳や心臓などの血管系のトラブルにも注意が必要です。 他にも寒さにより体の免疫力が下がり、 さらに空気も乾燥するため口や鼻 ・・・
寝つきの悪い夜にはホットタオルがおすすめです。 ホットタオルの作り方 ① タオルを水にぬらして軽く絞る。 ② タオルをラップで包んでから電子レンジで500W~600Wで30秒~60秒くらい温めます。 ③ 取り出したタオルをビニール袋などに入れるか、別の乾いたタオルでくるむ。 取り出すときは熱いので注意してくださいね。 出来たホットタオルで、仙骨(おしりの上あたりの硬い骨)を温めるのがおすすめです。 仙骨は骨盤の中央にある逆三角形をした骨のことで、 ここを温めると副交感神経の働きが良くなりリラックスし眠りやすくなります。 冷え性や腰痛、婦人科系の症状にも ・・・
10月に入り急に気温が下がったと思ったら、 日中と朝晩の気温が10℃以上ある寒暖差の激しい日が続いています。 このような気温の変化は、体にとても負担がかかります。 寒暖差で体調不良を感じている方も多いそうです。 過ごしづらい気候ですが少しでも体を弱らせない対処法としては ①十分な睡眠をとる 睡眠が少ないと体の気が減り、外気の影響を受けやすくなります。 睡眠をしっかりととることで体温を保ちます。 ②服装を調節する 朝は冬のような服装でちょうどでも、 昼間は薄めのシャツでも過ごせるほど暖かくなったりもします。 調節しやすい服装で気温に対処しましょう。 &n ・・・
今年の夏は統計開始以降最も暑い夏だったとのことで 北海道でもエアコンを設置する家庭が増えてきているそうです。 日本中どこにいても、熱中症に気を付けなければいけない時代になってきたと思います。 9月も後半にはいり、秋らしい天気になってきました。 夏の暑さで体力が弱っている方は、季節の変わり目に疲れや心身の不調が出やすくなります。 さらに、これからの時期は空気が乾燥しやすく、 東洋医学で言うと、燥邪に気を付けなければいけない季節です。 喉の乾燥や痛み、鼻の粘膜や皮膚の乾燥、から咳などの症状が起こりやすくなります。 また気持ちの面に影響が及ぶと、物悲しくなったり、不安感が ・・・
9月に入り日中暑い日もありますが、朝晩などは涼しい風が吹いたり秋の気配を感じます。 これから秋に入り涼しくなっていく中で増えてくるお悩みが、 腰痛、関節痛、坐骨神経痛などの痛みのご相談です。 整形外科に通っていて、痛み止めの内服薬と湿布をもらっているがなかなか痛みが良くならない 痛みのせいで、家事や仕事がしんどい 好きな旅行なども痛みが出たらと思いあきらめてしまっている 歩くと痛むのでじっとしていることが多くなっている などといったお悩みの方がいらっしゃいます。 痛みやしびれで思うように体が動かせないのはつらいですよね。 これから秋に入り過ごしやすい気候になりますが ・・・
近畿地方が梅雨明けしましたね。 梅雨が明けると一気に気温が上昇して夏本番です。 日本の夏は高温多湿で1年で最も体力を消耗し、様々な不調がでやすい季節です。 特にここ数年は暑さがとても厳しくなってきています。 少しでも元気に過ごせるよう夏の養生法についてお伝えします。 夏の養生法 ・冷たいものの摂りすぎに注意する。 胃腸の働きが弱り食欲不振や下痢、体がむくんで重たく感じ、 だるさが続いたりすることがあります。 冷たい飲み物を摂る時はゆっくり一口づつ飲むように気をつけましょう。 ・休養をとる 早寝早起きをしましょう。夏は日の出が早く、 ・・・
口内炎は口の中の舌や頬の内側、唇など 口内のあらゆる粘膜に炎症が起こることをいいます。 一度に複数個もできる場合もあり、 ひどくなると痛みで食事があまりとれなくなってしまうこともあります。 原因は疲労やストレス、睡眠不足や栄養不足、 口の中を噛んでしまったなどの物理的な刺激によるものなどがあるとされています。 東洋医学では口内炎の原因は 脾胃に湿熱が溜まっている 体に炎症が起こりやすくなっている 体力や免疫が低下している ストレスにより熱が発生する などに分類され、それぞれの原因に応じた漢方を服用することで 口内炎が改善したりできにくくなります。 よく ・・・
昨日、今日と湿度がとても高いですね。 外歩いていると息をするのがしんどいくらいです。 梅雨時期に多い不調としては むくみ、だるさ、頭痛、頭重、じんましん、 むくみ、めまい、胃の不調、関節の痛み、などなど いずれも「湿」による不調です。 「湿」とは体に溜まる余分な水分です。 梅雨で湿度高くなることにより、 体内の「湿」が体外に出にくくなり、 中に溜まって重くなり不調を引き起こします。 日本は四方を海に囲まれ、基本湿度が高いため 体に水が溜まりやすいのと 近年、冷たい飲み物の摂りすぎや甘いものの食べ過ぎで 体に「湿」が溜まっている方がとても多いです。 &n ・・・
いろいろな感染症が流行っていますね。 RSウイルス、インフルエンザ、ヘルパンギーナ、ふつうの風邪など。 免疫が落ちているかと言われていますが 免疫が落ちたのと環境変化によりウイルスが強くなったのと 両方あるのではないかと思っています。 かからない、かかっても弱らない方法としては 自分に力をつけること、 ウイルスや細菌に負けない免疫力を養うことが大切です。 日々できることとしては 十分な睡眠をとる、理想は22時にねて8時間以上眠ること。 22時から2時の間に免疫は養われます。 あとはきちんと食事をとり適度な運動をすること。 強いストレスがかかると気が滞るため ウイルス ・・・
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