みなさん一度くらいは漢方薬を飲まれたことがあると思いますが、漢方薬はどうやって選ばれているのでしょうか? ドラッグストアで効能効果を見た決めたり、ネットで自分で調べて購入される方が多いかと思います。 最近では病院で処方されることも多いようですが、 漢方専門クリニックを除き通常は効能効果だけで選ばれていることが多いような気がします。 先日、子作りを頑張っておられる女性の方が薬局に来られました。 なんでも婦人科でもらった桂枝茯苓丸が生理不順によかったので、 それ以来ドラッグストアで桂枝茯苓丸を買って毎日飲まれているそうです。 桂枝茯苓丸の効能効果には生理不 ・・・
昨日産婦人科医の友人と電話していて、漢方メーカーについての品質の違いについて質問されました。 漢方薬は同じ方剤でも、漢方メーカーによって品質・効果は異なります。 まず漢方を構成する生薬は植物なので、当然ながら出来不出来は存在します。 また構成する生薬の配合量、配合比率の違い、ものによっては入っている生薬が違っていたりします。 例えば補中益気湯では、ツムラさんが蒼朮という生薬を使っているのに対し、 小太郎さん、クラシエさん、東洋薬行さんなどは白朮を使っています。 蒼朮は風寒湿を飛ばす作用があり、医歯薬出版の「中薬学」では気虚多汗に禁忌となっています。 一 ・・・
寒の戻りかここ2,3日は冷え込みますね。 昨日は朝、雪が舞っていましたね。 まだまだ寒いですが、季節の上では春になります。 春は「肝」、自律神経が過剰に働いて、 心と体が調和せず自律神経の乱れなどの症状が現れやすくなります。 漢方薬局柚花香房にも2月の中頃から イライラ、不眠、気分の落ち込み、やる気がないなど神経症状のご相談が増えています。 軽いものでしたら漢方薬を服用し比較的短期間で改善します。 上記のような症状ですと、西洋医学では心療内科になりますが、 やはり抗うつ薬や安定剤、睡眠薬などに対してみなさん不安があるようです。 抗うつ薬や睡眠薬を飲みは ・・・
漢方薬局柚花香房では漢方薬をエキス剤(粉薬)でお渡しすることが多いのですが 可能であればお湯に溶かして飲んでもらっています。 漢方薬はそもそも煎じ薬として生み出されたものがほとんどで エキス剤でもお湯に溶かして飲むのが本来の飲み方に近いといえます。 温かくして飲むことで吸収も良くなりますし、 体を温める漢方薬や巡りをよくする漢方薬は、温めて飲むことにより薬効が出やすくなるそうです。 気分を落ち着ける漢方薬はお茶のようにほっこりと、 のどにいい漢方薬はのどを潤しながら飲んでもらったりしています。 エキス剤をお湯に溶かして飲む場合ですが、 漢方メーカーさんが調べたところ ・・・
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漢方薬
口に出しては言えないけれど、おならがよく出て困っている。。。 職場でもよくおならが出そうになるので必死でがまんしている。。。 おならでお腹が張って苦しい。。。 などなど、実はおならで悩んでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。 便通はいいのに、おいもはあまり食べてないのになぜだろう??と疑問に感じている方もいらっしゃいます。 整腸剤を飲んだりヨーグルトを食べたりと色々頑張っておられますが 効果があまり感じられずひとりで悩まれていたりします。 おならはもちろん便通や食べ物、胃腸の調子によっても出ますが 頻繁に出るおなら(とくに無臭の場合)はストレスが ・・・
女性に多いお悩みの一つに便秘があります。 薬局でも多い相談の一つですが、原因は様々です。 一生懸命冷たい水やヨーグルトなどをとって頑張っているけれど、なかなかすっきりしない。 便秘薬を飲むとお腹が痛くなってしまって下痢になる。 休日に便秘薬を飲むので1週間に1回しか排便できない。 お腹がしくしくしたり、トイレに行きたい感じになるけれど排便までには至らない。 お腹が張って苦しくなる。 ニキビができる。 便秘になることで、体の他の不調もでてきてしまう方もいらっしゃいます。 便から体の不要なものを排出していくわけですから、 便秘をほおっておくの ・・・
毎日暑いですね。 今週に入ってから暑さが一段と厳しくなり、大阪では今日37℃を超えましたね。 こんな暑い日は、冷えたビールがおいしそうですね。 好きな人にとっては冷たいビールの喉ごしがたまらないと思います。 金曜日ですし、仕事終わりに飲み行ったり、おうちで晩酌された方も多いのではないでしょうか? おいしいお酒ですが、ついつい飲み過ぎて二日酔いの経験をされた方も多くいらっしゃると思います。 二日酔いにも漢方薬がよく効きます。 二日酔いの漢方薬はお酒の種類によっても異なります。 お酒は「熱」の要素を持った飲み物です。そこに飲酒量が多くなると「湿」(余分な水 ・・・
煎じ薬は湯剤(とうざい)、煎剤(せんざい)とも言います。 最近はエキス剤(粉)のほうがポピュラーになってきましたが、漢方薬というと煎じ薬をイメージされる方も多いと思います。 煎じ薬とは、生薬を煮出だすことによってエキスを抽出し、その煮出した液を飲む薬です。 ひとつの漢方薬には何種類もの生薬が配合されておりそれらを合わせて煮出していきます。 たとえば補中益気湯は人参、白朮、黄耆、当帰、陳皮、大棗、柴胡、炙甘草、生姜、升麻など10種の生薬が入っています。 そしてその煮出した液を1日何回かに分けて服用します。 煎じ薬は煎じるわけですからもちろん時間がかかりま ・・・
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