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アイブイエフ詠田クリニックさんで講義をしてきました。

 

    6月12日(日)九州、福岡にある不妊治療で有名な アイブイエフ詠田クリニックさんで勉強会の講師をさせていただきました。     内容は妊娠中・産後の不調の予防について。 医療従事者を対象とした講義だったのでとても疲れましたが、 勉強になったというお声をいただきほっとしました。   妊娠の高齢化や働きながらの妊娠生活、ワンオペ育児などで 妊娠中・産後の不調がとても増えています。 漢方薬局柚花香房ではただ妊娠していただくだけでなく 妊娠中も産後も元気に過ごしていただけるよう心掛けています。   詠田由美院長先生と   & ・・・

妊活中に牡丹皮(ボタンピ)が入った漢方を飲んでも大丈夫ですか? 不妊漢方治療Q&A

 

  不妊漢方治療Q&A21   Q.牡丹皮(ボタンピ)という生薬は妊活に良くないと聞きました。  牡丹皮が入っている漢方を飲んでも大丈夫ですか? A.体の状態や漢方の種類によっては飲むことができます。     婦人科や不妊治療のクリニックで良くないと言われたり、 ホームページやブログなどに書かれたりしているようです。 牡丹皮には①清熱涼血②活血散瘀③清肝火という作用があります。 ②の活血散瘀の作用ががあるので言われているのだと思います。 ただ妊娠中には慎重に用いる必要がありますが、 妊活中は漢方薬の種類次第ではそこまで気にする必要はないと思います ・・・

不妊治療、保険適用のデメリット

 

    4月から不妊治療の保険適用が始まりましたね。 現在不妊治療のクリニックはどこもとても混みあっているようです。 保険が適用され治療費が安くなるのは喜ばしいことですが 制度が始まって1か月、保険適用による治療の弊害がかなり出ているように思えます。   まずは不妊治療に使われていた薬剤が今まで通りに使えなくなったことです。 有名どころを上げるとバイアスピリン、ユベラ、ダクチル、ブロギノーバ、 タクロリムス、レルミナ、G-CSF製剤などです。 ダクチルは子宮が痙攣している方の移植時に使われていました。 タクロリムスは免疫の異常(Th1/Th2比が高い)場合の移植時 ・・・

データよりも質が大切  ~不妊漢方治療~

 

    当店は不妊治療・妊活のご相談が多いのですが 高齢の方や治療していてもなかなか授からない方が 遠方よりたくさん相談に来られます。 漢方を処方していて感じるのは、治療が難しい方や高齢の方は なかなか数字通りには事が運ばないケースが多いです。   一番よくあるのが受精卵の質です。 体外受精において胚盤胞のグレードによく見られます。 例えば先日も相談に来られていた方が採卵され、 凍結できたのは胚盤胞の3BCと3CC。 漢方を服用する前よりグレードは悪かったですが 2つ移植すると驚くことに2つとも着床。 現在は双子の赤ちゃんは順調に進んでいます。   あと ・・・

高齢出産、産後の体調不良

 

    近年晩婚化が進み、出産されるご年齢も昔に比べ高くなってきています。 当店でも高齢でのご妊娠希望のご相談が多く、40代の方のご妊娠が増えています。 高齢出産の定義ですが 日本産科婦人科学会では35歳以上の出産を高齢出産としています。   高齢出産で気を付けなければいけないのが産後の体調不良。 とりわけ40代のご出産では不調を訴えられる方がとても多いと感じます。 訴えの多い症状としては だるさ、疲れやすい、うつ、不安、眠れない、腰痛、肩こり、めまい、立ちくらみ と多岐に及びます。   出産という行為は腎を弱らせます。また出産により気(エネルギー)を消 ・・・

子宮腺筋症ですが漢方で妊娠できますか? 不妊漢方治療Q&A

 

    不妊漢方治療Q&A20   Q.子宮腺筋症ですが漢方で妊娠できますか? A.漢方で子宮内膜の状態を改善し妊娠することは可能です。     子宮腺筋症とは、30代後半から40代に多くみられる疾患で、 本来子宮の内側に位置する子宮内膜組織が子宮の筋肉の中にできてしまう病気です。 子宮腺筋症により子宮の筋肉が硬く腫れ、周辺が炎症を起こしてしまうため、 受精卵が着床しにくくなり不妊症の原因になるといわれています。 不妊症の原因が子宮腺筋症だけの場合は 漢方では内膜の状態を改善し着床しやすくすることが目標になります。 まず活血剤などを用い ・・・

基礎体温表

 

    当店では妊娠希望・不妊症などの漢方相談では 基礎体温表の記入をお願いしています。   基礎体温表の記入をお願いすることの理由としては しっかりと読み取ることで体の状態を知ることができます。 陰(卵子を育てる期間)の力が足りているか 陽(着床した受精卵を維持する期間)の力が不足していないか 陰陽のバランスはうまくいっているか 気(エネルギー)が不足していないか 子宮内の血流の状態 子宮内膜の炎症 ストレスが妊娠に影響を及ぼしているか   ホルモン剤を服用しているは体温を見ても意味がないようにも思えますが 服用している薬剤によって相応の上がり方下がり ・・・

妊娠率が上がった?

 

    今年ももうすぐ終わりですね。 当店は子宝(妊活・不妊)のご相談が多いのですが 今年は特にご妊娠される方が多かった気がします。 昨日今日と43歳の方が二人も自然にご妊娠されたりと 例年よりも妊娠率が上がっている感じがします。 なぜ妊娠率が上がっているのか少し考えてみようと思います。   コロナ生活も2年目になり皆さんの妊孕力そのものが上がっているのではと推測します。 コロナの感染拡大によって生活習慣がガラッと変わりました。 まずはコロナに感染しないよう体を気を付けるようになりました。 手洗い、うがい、マスクなどもそうですが 体力を落とさないように早く寝たり無 ・・・

寝る前のスマートフォンは卵子の質の低下を引き起こす?

 

    当店では不眠症の相談やその他睡眠の質が悪い方には 寝る前に携帯やスマートフォンを控えるようにお伝えしています。 実際のところ寝る前にスマートフォンをご覧になる方はとても多いです。 LINE、メールのチェックやネットニュースを見たりと 布団に入ってから寝る前に見られるようです。   スマートフォンのブルーライトは光が強く、 脳が明るい光を昼間と判断しメラトニンというホルモンの分泌を抑制します。 メラトニンとは松果体から分泌され、 自然な睡眠をうながす作用があると言われています。 つまり寝る前にスマートフォンを見ることによってメラトニンの分泌が抑制され 睡眠に ・・・

秋は妊娠の季節です

 

    ここ数日、日中は夏が戻ってきたかのように暑いですね。 ただ朝は涼しいので気温差で体調を崩さないようにしないといけないですね。   日中は暑いですが季節はもちろん秋です。 毎年秋から冬にかけ妊娠のご報告がぐっと増えてきます。 今年も秋になり、ここのところご妊娠される方が急に増えてきています。 数年前のブログにも書いていますが秋は他の季節よりも妊娠しやすい季節です。   「厚生労働省の報告では、夏の出産報告が他の月に比べ多いそうです。 夏は7月、8月なので、逆算すると10月、11月の妊娠が多いことになります。 また東海大学婦人科の研究によると10月、 ・・・

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