不妊治療専門クリニックにてFSHが高いと言われ落ち込んでいる方が相談に来られます。
FSH高い→卵巣機能が低い→妊娠できない
というようなイメージで捉えられている方も多いと思います。
FSH(卵胞刺激ホルモン)は下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンのひとつで
卵巣を刺激して卵胞(卵子)を発育させます。
そのためFSHが高いと卵巣機能が弱っていて卵胞が発育しにくいとされています。
基本はそうなのですが、FSHはストレスによっても大きく左右されます。
ストレスといっても色々ありますが、色々考える、思いつめるタイプの方が影響を受けやすい印象があります。
そういう場合はストレスを軽減する漢方薬を用います。
専門的に言うと鎮肝という方法をとります。
私の経験上、1種類の漢方薬と1種類の生薬を合わせることによりFSHが下がります。
そうすることで卵胞が育ちやすくなります。
ただストレスで左右されやすいということは、卵巣機能いわゆる「腎」の低下を考慮する必要があり、
腎を強くする漢方も必要になります。
AMHが低くFSHが高い場合、かなり機能が落ちていて妊娠しにくいように思われますが、
そういう方でも上記の方法を用いることでFSHがすっと下がることがよくあります。
FSHが高くてもすぐにあきらめなくてもよいと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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