漢方相談では色々なお悩みで相談に来られます。 来られたらまず最初に問診票を書いていただくのですが チェックされる項目として多いのが鼻水。 季節問わず透明の鼻水が出るという 慢性鼻炎のような症状あるという方が結構いらっしゃいます。 主訴(メインの悩み)を改善するために漢方薬を処方するのですが その過程で日々の鼻水が改善することがよくあります。 改善のポイントは冷たい物。 来られた方には漢方薬をお渡しする以外に 体を元気にするための養生法をお伝えするのですが その中で冷たいものは控えていただくようにお伝えしています。 毎日冷たい物を飲んでいる ・・・
不妊漢方治療Q&A7 Q.便秘薬を毎日飲んでいますが大丈夫ですか? 妊娠に影響はありますか? A.妊娠の可能性のある高温期の服用はおすすめしていません。 便秘薬には色々な種類がありますが たいていの成分が妊娠中には禁忌となっています。 漢方便秘薬などは体に優しいイメージがあり大丈夫そうに見えますが 例えば生薬の大黄やセンナなどは子宮収縮作用があり 流産早産の恐れがあるため妊娠中の使用はおすすめできません。 妊娠中と同様、妊娠の可能性がある高温期も 作用の強い便秘薬の服用はおすすめしていません。 特に体外受精での移植 ・・・
不妊漢方治療Q&A6 Q.太っていると妊娠しにくいですか?ダイエットしたほうがいいですか? A.太っていても妊娠可能です。特にダイエットは必要ありません。 この質問内容はよく耳にします。 ネット上でも妊娠するためにダイエットを推奨している情報が多いです。 そのため相談に来られた際にすでにダイエットに励まれていて、 糖質ダイエットでお米を食べるのをやめて体が弱っている方を見かけます。 またダイエットのために防風通聖散を飲まれている方もたまに来られます。 漢方薬局ですすめられた方もいらっしゃって衝撃を受けたこともあります。 防風通聖 ・・・
不妊漢方治療Q&A5 Q.病院でホルモン剤を出されていますが併用できますか? A.併用していただいて大丈夫です。 不妊治療で使われる主な薬として 排卵誘発剤(クロミッド、セキソビットなど) 卵胞ホルモン剤(プレマリン、エストラーナなど) 黄体ホルモン剤(ルトラール、デュファストンなど) 卵胞・黄体ホルモン配合剤(プラノバール、ソフィアなど) などがありますがいずれも漢方薬との併用は大丈夫です。 また病院さんから漢方薬を処方されている場合、 こちらでの漢方を希望されるのであれば、他での漢方薬は控えてもらったほうがよいで ・・・
不妊漢方治療Q&A4 Q.3回人工授精をしましたが妊娠せず、 先生から体外受精へのステップアップを勧められています。 できれば体外はしたくないのですが、漢方で自然妊娠できますか? A.卵管に問題がなければ妊娠可能です。 卵管が閉塞していなければ基本的には自然妊娠は可能です。 卵管が完全閉塞している場合でも、FT(卵管鏡下卵管形成術)で卵管を再開通させれば 漢方で自然に妊娠することも期待できます。 現在の不妊治療は高度医療が中心で、 自然妊娠についてしっかりと教えてくれるところがあまりないのが現状です。 漢方で妊娠できる体作りを ・・・
不妊漢方治療Q&A3 Q.流産予防に効果のある漢方薬はありますか? A.原因に応じた漢方を使うことで流産の確率は下がります。 流産は誰しも起こる可能性のあるもので1度の流産は直ちに異常とはいえません。 一般に妊娠経験のある方の半分が流産経験があると言われています。 治療が必要なのは一般的には不育症と言われる繰り返す流産です。 流産には複数の原因があり、それぞれの原因に応じた対処が必要です。 主な流産を原因を上げると 胎児の染色体異常 子宮形態異常(子宮の形態異常、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腔癒着など) 内分泌代謝異常(黄体機能不全 ・・・
お盆を過ぎたあたりから夏バテの方が増えてきましたね。 食欲不振、胃痛、倦怠感など。 今年は例年にも増して厳しい猛暑。 相談に来られている方に、夏バテしていないか聞いてみています。 夏バテの有無を確認した後に聞いてみる質問が 「冷たいもの飲んでいませんか?」という質問です。 興味深いことに夏バテされている方のはほぼ100%と言っていいほど 毎日冷たいものを結構飲まれていました。 それに比べて、夏バテもなく食欲もあると答えられた方はほとんどが 冷たいものをあまり飲まれていませんでした。 温かい飲み物や、飲んでも常温。 冷蔵庫の麦茶には少しお湯を加えて飲んで ・・・
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