昨日のブログで花粉症の症状について書きましたが
今日は花粉症が起こる原因について書きたいと思います。
東洋医学では花粉は原因のひとつで、体の側に問題があると考えます。
「腎陽虚」・・・体を温める力が弱い。うすい鼻水や涙がでる。
方剤:八味地黄丸、牛車腎気丸など
「腎陰虚」・・・体をささえる水分の不足。目の乾燥、かゆみ、充血が起こる。
方剤:六味丸、杞菊地黄丸など
「肺気虚」・・・肺の力が弱く風邪をひきやすい。アレルゲンの侵入を防げない。くしゃみが多い。
方剤:玉屏風散、補中益気湯など
「脾気虚」・・・胃腸の働きが弱い。鼻水や涙がでる。鼻づまりがある。
方剤:六君子湯、補中益気湯、防已黄耆湯など
「肝気鬱結」・・・ストレスなどで気の巡りが悪い。くしゃみ、充血、熱の症状が出る。
方剤:加味逍遥散、抑肝散加陳皮半夏、竜胆瀉肝湯など
花粉症の症状が強くでる根本には上記のような体の乱れがあると考えます。
これは先天的なものだけではなく、生活習慣も大きく影響しています。
また原因もひとつではなく複合している場合のほうが多いです。
花粉症の症状を抑えるだけで根本を治していかないと、毎年この時期につらい症状が出てしまいます。
漢方薬局柚花香房には、花粉症の体質改善に来られている方だけでなく、
他のお悩みで来られている方も体のバランスが整うことで花粉症の症状が出なくなったという方が多くいらっしゃいます。
これからあたたかい春が始まります。
新緑を感じに、お花見に、外へのお出かけが楽しみな時期ですよね。
花粉症は一生悩まなければならないものではありません。
つらい症状でお悩みの方、漢方薬局柚花香房までご相談下さい。
なお、お体の状態により異なりますが、体質の改善には一定の期間がかかります。
花粉シーズンが到来する前にご相談ください。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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