先日子宝カウンセラーの会の勉強会に行ってきました。
今回は「卵子老化の真実」の著者、出産ジャーナリストの河合蘭さんが来られていました。
講演の中で、現在の日本では初産の平均年齢が2011年に30.1歳と初めて30歳を超えたというお話がありました。
日本産科婦人科学会の「高年初産婦」の定義は1992年まで30歳だったのが現在では35歳以上に定義されています。
そして今や高齢出産とは40代になってからというイメージが定着しつつあります。
東洋医学では女性は7歳ごとに変化していくと考えられています。
28歳を妊娠力のピークと考え、35歳から衰えはじめ42歳ではますます衰えが強くなり49歳で閉経を迎えます。
漢方薬局柚花香房でも40代の方が子宝相談に来られます。
9月は5名の方からご妊娠の報告を頂きましたがそのうち2名が40代の方でした。
漢方薬を服用し40歳代の方もたくさんご妊娠していらっしゃいます。
その一方でうまくいかない方、あきらめざるを得ない方もいらっしゃいます。
TVなどで芸能人の妊娠が取り上げられ
40代でも不妊専門クリニックで治療を行ったり漢方薬を服用すれば
簡単にご妊娠するようなイメージを抱かれている方もいらっしゃいますが
現実はそんなに簡単ではなく厳しいものです。
社会情勢や生活環境が変わり、女性が結婚され子作りをされるご年齢も高くなってきました。
お体の状態もそれに伴っていいほうに変わっていけばよいのですが、
むしろ一昔前よりもお体の状態は悪く衰えやすい状態になっています。
食環境の悪化、夜型の生活、ストレスの増加など体を衰えさせる要因が増えました。
昔よりも現在はより早く妊娠しなければいけない体になってきてしまっているのです。
相談に来られる方の中には、こんなに大変なの?もっと簡単かと思ってたとか
急がなければいけない状況をあまり認識されていないケースがたびたび見受けられます。
30代前半では漢方薬の服用にしても、ある程度選択していただきゆっくり行っていくことも可能ですが、
40代のご相談になれば選択の幅はなく、こちらも必死になります。
最初から全力で治療に取り組んで頂かなければなりません。
生活面でも大きく改めて頂かないといけません。
体の力も衰えてきて、残された時間も限られているので、
いかに早く効率よく妊娠力を上げていくかが重要になります。
現在、ご妊娠をお考えの方がいらっしゃいましたら少しでも早く行動に移されることをおすすめします。
あとから悔やまれることがなく、かわいい赤ちゃんに出会えるよう望んでいます。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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