母乳が出ないことは、東洋医学的に考えるとおおまかに分けて二つの原因が考えられます。
一つ目は気血の消耗、特に「血」の不足です。
もともと気血不足の方が出産によって著しく気血を消耗したり、
あるいは分娩時の大量出血によって血が消耗した場合などに起こります。
東洋医学では乳汁は血から生化したものと考えられており、
血が虚することによって乳汁の分泌が少なくなります。
そういう場合は消耗した気血をしっかり補う漢方薬を用います。
二つ目は乳絡がつまっていることです。
産後のストレスによって肝経の流れが滞ったり、あるいは産後血が滞ったりすることにより、詰まって出なくなります。
そういう場合は気や血を流す漢方薬を用いたり、通乳作用のある漢方薬を使います。
動物性のタンパク質や脂質の摂りすぎも詰まりやすくなるので食べるものにも気を配らないといけないですね。
また、状態のよい安全な母乳にするために添加物などの化学物質を解毒し
良質のビタミン・ミネラルを補う栄養素を摂ってもらうこともあります。
最近はどんなものにも自然界には存在しない化学物質が含まれているので気をつけないと母乳に移行してしまいます。
お母さんの食べたものが母乳になるわけですからやはり食事って大切ですよね。
昨日のブログに母乳販売の報道について書きましたが、
母乳で悩まれている方はお近くの漢方薬局にご相談されることをおすすめします。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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