不妊漢方治療Q&A22
Q.44歳で不妊治療をしています。胚盤胞にならないため初期胚で4回移植しましたが陰性でした。
漢方を飲めば44歳でもまだ妊娠は可能ですか?
A.いい卵子が採れるかどうかによります。
不妊治療専門クリニックでは42歳と43歳の間で線引きをされているところが多いです。
というのも論文や過去のデータによると43歳から急激に妊娠率が下がり流産率が上がります。
そのため不妊治療の保険適用も43歳未満という形で区切られています。
とはいえ当店では44歳で妊娠されている方もいらっしゃいますし、
それ以上の年齢でも妊娠、出産されている方はいらっしゃいます。
44歳になってくると元々ご自身が持っている妊娠力が現在どのくらいあるのか、
いい卵子を作る力がまだ残っているのかが大きく関わってきます。
漢方を飲むことによって体が反応し妊娠力がしっかりと上がってくれば
44歳でも妊娠することは可能です。
インドでは20代の方の卵子提供で70代の方が妊娠されたという報告があります。
いい卵子採れさえすれば高齢でも妊娠できることになります。
当店では漢方を飲んでから44歳で初めて胚盤胞になった方もいらっしゃいますし
生理が数カ月来なくなっていたのに漢方を飲みだしてから生理が来るようになり
採卵して胚盤胞凍結出来た方もいらっしゃいます。
いい卵子ができれば当然ながら自然での妊娠も可能になります。
ただ漢方を数ヶ月飲んでも卵胞があまり成長しない場合は難しいかもしれません。
※質問に対する回答はあくまでも私の個人的な考え方で、
不妊治療専門クリニックのドクターや他の漢方の先生とは見解が異なる部分もあるかと思います。
その辺を踏まえご参考までにお読みください。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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