生理の出血量が少ないと閉経が近いのではないかと心配される方がいらっしゃいます。
漢方相談をお伺いしているとそういうお悩みの声はけっこうあります。
生理の出血いわゆる経血は、内膜の剥がれと体の余剰の血から形成されていると考えます。
無排卵などで内膜がしっかりと育っていない場合にも出血は少なくなりますが
毎周期ではなく一時的に経血量が少なくなる場合は
生理にまわされる体の余剰の血が少なくなっていることが多いです。
それは病気や疲労による体力低下から血が作れないというよりも
ストレスや悩み、心配などによって心血、肝血が減っているケースがほとんどです。
何か嫌なことがあったり、悩みすぎたりすると心血、肝血が減り、
生理時における出血量は減ってしまいます。
他の原因としてクロミッドなどの排卵誘発剤は経血を減少させてしまいますし
黄体ホルモン剤の連用でも減少することがあります。
40代前半までのご年齢の場合、
一時的に経血量が少なくなったからといって急に閉経してしまうと考えず、
心配しすぎず2~3周期様子を見られるとよいと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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