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流産予防に効果はありますか? 不妊漢方治療Q&A

 

 

 

不妊漢方治療Q&A3

Q.流産予防に効果のある漢方薬はありますか?

A.原因に応じた漢方を使うことで流産の確率は下がります。

 

流産は誰しも起こる可能性のあるもので1度の流産は直ちに異常とはいえません。

一般に妊娠経験のある方の半分が流産経験があると言われています。

治療が必要なのは一般的には不育症と言われる繰り返す流産です。

流産には複数の原因があり、それぞれの原因に応じた対処が必要です。

 

主な流産を原因を上げると

胎児の染色体異常

子宮形態異常(子宮の形態異常、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腔癒着など)

内分泌代謝異常(黄体機能不全、高プロラクチン血症、甲状腺機能異常、糖尿病など)

血液凝固異常(第Ⅻ因子欠乏症、プロテインS 欠乏症、プロテインC 欠乏症など)

免疫学的異常(抗リン脂質抗体症候群、自己免疫疾患、同種免疫異常)

感染症(クラミジアなど)

原因不明

などがあります。

 

流産の原因でも西洋医学が有効なもの、東洋医学が得意とするものがあります。

漢方が有効な流産の原因を上げてみます。

 

・胎児の染色体異常

流産の原因の多くの割合を占めています。

受精卵の染色体異常はそのほとんどが妊娠前に自然淘汰され妊娠にいたりません。

妊娠がわかってから起こる場合もあり、

染色体異常のある受精卵の多くは着床しても、発育が途中で止まってしまいます。

染色体異常は年齢が上がるにつれて起こる割合が高くなってきます。

ここで言われるのが卵の質ということになります。

卵の質、受精卵の質は漢方を服用することによって上げることができます。

奥様だけでなく、ご主人様に原因がある場合もあります。

染色体異常を全てなくすことは不可能ですが、漢方を服用することで卵の質を高め、

少しでも染色体異常の確率を下げることは可能です。

 

・子宮筋腫、子宮内膜症

腹腔鏡などの手術が必要な場合を除いて、漢方で子宮内環境を良くすることで改善は可能です。

子宮筋腫、子宮内膜症などは東洋医学では血の滞りと捉えます。

 

・血液凝固異常

血液凝固因子欠乏症やプロテインS欠乏症により、血液が固まりやすく(血栓ができやすく)、

胎盤の血液のめぐりが悪くなり流産を起こしやすくなると考えられています。

漢方で血液の状態を良くすることで流産の予防をはかります。

 

・免疫異常(自己抗体異常)
自己抗体異常とは、自分の体の細胞を自分の抗体で攻撃してしまう病態です。

本来抗体は細菌などの異物に対して自分を守るために攻撃を行うものですが、

自己抗体異常の場合は自分の細胞に対して攻撃してしまい、流産を引き起こすと考えられます。

西洋医学では免疫に関与するヘルパーT細胞の検査(Th1/Th2)が行われ、

異常があればタクロリムスという免疫抑制剤が使用されたりします。

東洋医学では自己抗体の異常は瘀血が原因と言われ、そこに気滞、血虚がからんでいたりします。

 

・原因不明

① 妊娠の維持力の不足

染色体検査や不育症検査で問題がないもので、妊娠の維持力の不足があります。

臨床の現場では30代後半から特に多くみられる原因です。

胎児にエネルギーを回せないため大きくならない、

エネルギー不足で大きくなってくる胎児を維持できないなど

もともとの母体の力が弱いことが原因で流産が起こります。

腎陽虚と気虚が原因です。

妊娠前からしっかりと妊娠に耐えうる体作りを行い、

妊娠と同時にしっかりと補腎、補気を強化することで妊娠を支えます。

 

② 炎症
西洋医学でも最近注目されている原因です。炎症に関する論文も出てきています。

着床、流産の原因となると言われています。

漢方では炎症は血熱と捉えることが多く、血熱を冷ます処方が有効になります。

 

いずれの原因も、妊娠前から体作りをしっかりと行うことが必要です。

原因によっては妊娠後特に力を入れての対処が必要なものもあります。

 

 

 

※質問に対する回答はあくまでも私の個人的な考え方で、

不妊治療専門クリニックのドクターや他の漢方の先生とは見解が異なる部分もあるかと思います。

その辺を踏まえご参考までにお読みください。

 

 

 

 

 

貴文

 

 

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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