腎の病気とは? 東洋医学でいう「腎」は生命の源、”先天の本”と称されています。 いわゆる生きていく上で一番大切な臓器です。 中国の書物では 腎の主な生理機能は精を蔵し、成長、発育、生殖及び水液代謝を司る。 また腎は骨を司り髄を生じ、その栄は髪にあり、耳と二陰(前陰と後陰)に開竅する。 腎の志は恐及び驚となし、液にあり唾となす。 足少陰腎経と足太陽膀胱経はそれぞれ腎と膀胱に属絡して、また腎と膀胱は水液代謝の面で直接関連しているので、表裏関係になっている。 と書かれています。 簡単にいうと「腎」は腎臓、膀胱、生殖機能、骨、耳、髪などに強く関わっています。 そして腎に関わる病気で言えば ・・・
11月に入り朝晩肌寒い日が増えてきました。 1日の中でも気温差があるので、服装でうまく調節するようにしましょう。 暑さが落ち着いて外出しやすい季節になったのですが、身体のだるさを感じる方がいらっしゃいます。 また、季節に関係なく普段から疲れやすいというお悩みもあります。 いつも疲れやすく、倦怠感が続いている 身体が重たい めまいがする事がある よく寝ても疲れが取れない 疲れているのに眠れない 食欲がない 胃腸がスッキリしない 浮腫みやすく身体がだるい 身体がだるくて気分も沈みがちになる 人によって症状は様々です。 東洋医学では、気血水のバランスが取れて ・・・
風邪を引いて咳や痰が出て、それが長引いてなかなか治らなかったりする場合があります。 それが何カ月も続いて病院で検査しても特に問題がないのに、白っぽい痰が少しずつ出たりする方、または元々痰が出やすい体質の方は脾虚かもしれません。 脾虚というと胃腸系の働きをつかさどるため便秘下痢お腹の張りなどの消化器系の症状だけだと思われがちですが、脾は水分代謝にかかわるため、脾虚になるとむくんだり白っぽい痰がでやすくなったりもします。 他にも脾虚になると疲れやすくなったり、物をいうのがおっくうになったり、食後にすごく眠くなる、体調が悪くなるとむくむ、などの症状もあります。 脾虚に用い ・・・
Category
漢方相談
8月に入り、猛暑日が続いて体の負担が大きく体調を崩しやすい時期です。 暑さと湿気で寝苦しいため、なかなかぐっすり眠れないという方もいらっしゃると思います。 上手にエアコンを利用したり、体の余分な熱をとってくれる食べ物(キュウリ、トマトなどの夏野菜、スイカ、豆腐、緑茶、ミントのハーブティ)を取り入れるなどもおすすめです。 寝る直前に入浴すると熱が冷めなくてなかなか寝付けないという方は、布団に入る時間の1~2時間前に入浴を済ませておくのも良いと思います。 漢方薬で睡眠の質を良くするものには色々なものがあり体質や症状よって変わります。 熱がこもっている場合は冷ましたり、気 ・・・
帯状疱疹にかかる人の割合がここ数年増加しているようです。 20代、30代など、以前はかかる割合が少なかった年齢層の方の罹患率も増えているようです。 帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感、かゆみです。 その後赤い斑点が出てきて、その後水疱になりかさぶたになります。 通常、体の片側のみに発症することが多く、胸や背中などの他、顔に出る場合もあります。 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされます。 一度水痘(水ぼうそう)にかかり治癒したあと、神経節の中に潜伏しているウイルスが、免疫力の低下などが原因で再活性化することで発症するとされ ・・・
近年、慢性腎臓病の患者数がとても増えています。 腎臓病はとても怖い病気で、目に見える症状がわかりにくいまま進行します。 そのため症状が出てきたときには進行していると言われています。 腎機能が低下するとどうなるか? <腎臓が悪くなると起こる体内トラブル> 体内に水分がたまる →むくみ 血中に老廃物がたまる →尿毒症 酸性・アルカリ性のバランスが崩れる →生命の危険 電解質のバランスが崩れる →筋肉や組織の働きが悪化 ホルモンが十分にできない →血圧のコントロールに支障、貧血、骨がもろくなる 慢性腎臓病が進行すると腎不全に至ります。 ・・・
【がんと体内環境】 がん細胞は毎日3000~5000個できると言われています。 それを自分の免疫で毎日やっつけていくのですが、何らかの原因でがん細胞を処理できないと大きくなってがん腫瘍となります。 がん細胞は環境適応能力がとてもすぐれた細胞で、隠れたり形を変えたりしながら生き延びようとします。 がん腫瘍が見つかる方は、すでのがんが生息しやすい体内環境になっています。 そのため、手術や放射線治療、抗がん剤治療をしてがん細胞をやっつけても、体内環境を変えない限りは生き延びたがん細胞がまた別の場所に復活したり(転移)、新たながん細胞がまた出てきます。 がんと診断された方がよく再発す ・・・
漢方相談をおうかがいしていると、夕方になると様々な不調が出てくるという方がよくいらっしゃいます。 その中の一つの症状で、夕方になるとのどがつまりやすく感じるというものがあります。 夕方食事の準備をする頃や準備をしていざ食べるという段階になって、食事が喉を通らなくなるといった症状です。 昼間は症状はなく普通に食事もできますが夕方以降にしんどい症状がでてきます。 せっかく料理をしたのにあまり食べられないで終わってしまい、そうなるとなんだか気も滅入ってしまいます。 のどに何かつまっている感じがするが検査をしても異常がない、こういった症状を漢方では「梅核気」といいます。 東 ・・・
最近はしかの感染者が増加しているというニュースを目にします。 色々なウイルス流行のニュースが流れるたびに心配になりますよね。 その時に「なにか体に良いものはありませんか?」とご質問を受けることがよくあります。 対策としてはマスクをしたり、混み合った場所を避けたりといったことなどが上げられますが、最終的にはやっぱり自分の体の免疫を上げておくのがとても大切だと実感します。 免疫が正常に働いていると人は病気になりづらいですが、どういった時に免疫力が下がりやすいのでしょうか? 免疫を下げてしまうこと *体を冷やす、いつも冷たい物をとっている。(低体温は体の抵抗力を下げます。また血流が ・・・
TOP