自分はもしかしたらガンじゃないか?何かの病気なんじゃないか?
と不安に感じることがあると思います。
きっかけとして何かの不調、家族や友人の病気、芸能人の病気のニュースなどを聞いて不安になったりします。
たいていの方はしばらくすると収まるのですが、ずっと考えてしまったり、スマホで病気のことを検索したりとだんだんと病的に心配になってくる方もいらっしゃいます。
何度も病院に検査に行ったりドクターショッピングになってしまう場合もあります。
ドクターもあらゆる可能性を伝えないといけないので、大丈夫だとしても病気の可能性が少しでもあることを伝えたりするととても不安になってきたりします。
病気不安が強い方はもともと心血虚のタイプ、もしくは心にダメージとなることが続き心血虚になってしまっている状態です。
そのためマイナスの情報を受け流すことができず、しっかりと心に突き刺さってしまいます。
さらに病気に執着することで気が滞り、心配がますますひどくなります。
そのような場合は、不安や心に負担のかかる情報はできるだけ入れないようにし、日光に当たりながら体を動かしましょう。
山など自然が多いところでの運動やジョギングなどがおすすめです。
不安がひどい場合には漢方の手を借りるのも一つの方法です。
心血を補う漢方、気の巡りを良くする漢方を併せて服用することで、不安や心配が治まっていきます。
病気不安が強迫観念のようにさらにひどくなっている場合には、清熱や瀉火などの作用のある生薬をあわせるとよくなっていきます。
病気(ガンなど)が不安でたまらないというお悩みがありましたらご相談ください。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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