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がんの食養生

 

 

【がんと体内環境】

 

がん細胞は毎日3000~5000個できると言われています。

それを自分の免疫で毎日やっつけていくのですが、何らかの原因でがん細胞を処理できないと大きくなってがん腫瘍となります。

がん細胞は環境適応能力がとてもすぐれた細胞で、隠れたり形を変えたりしながら生き延びようとします。

がん腫瘍が見つかる方は、すでのがんが生息しやすい体内環境になっています。

そのため、手術や放射線治療、抗がん剤治療をしてがん細胞をやっつけても、体内環境を変えない限りは生き延びたがん細胞がまた別の場所に復活したり(転移)、新たながん細胞がまた出てきます。

がんと診断された方がよく再発するのはそこに原因があります。

がん治療中の方も一旦治療終了の方も、がんが生き延びにくい体内環境を作ることが大切です。

 

【がんの食養生】

 

〇「まごはやさしいこ」の和食中心

ま:まめ類

ご:ごま

わ:わかめなどの海藻類

や:野菜

さ:魚

し:しいたけなどのキノコ類

い:いもなどの穀類

こ:酵素(味噌、納豆、漬物などの発酵食品)

〇腹7~8分目の食事

〇玄米、雑穀米などのお米を食べる(胃腸の弱い人は白米でも可)

〇ω3系の油を摂る:亜麻仁油、えごま油、シソ油、青魚、クルミ

〇ω6系の油を控える:サラダ油、コーン油、大豆油、牛肉や豚肉などの動物性脂肪、洋菓子、スナック菓子

〇トランス脂肪酸を控える:マーガリン、ショートニング、パン、ケーキやドーナツなどの洋菓子

〇加工食品を控える:ハム、ソーセージ、カップ麺

あと、早食いや冷飲食も体に良くありません。

ただ徹底的にやりすぎてストレスでしんどくなってしまう方は、基本は食養生を頑張ってたまには好きなものを楽しみながら食べると良いでしょう。

 

 

 

執筆者

井上 貴文

薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101

問い合わせ:06-6816-9677

 

 

 

 

 

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