コロナ生活も長くなり、ぐっすり眠れないという方が増えています。
不眠症についてのご相談は一年を通してありますが、
やはり原因として一番多いのがストレスです。
単にストレスといっても色々あり、
ストレスからくる怒りや悩みによる精神の高ぶり、強い不安、
過度の怒りや心配による心神の消耗などがあります。
心神が消耗してしまうとストレスがなくなった後も眠れない状態が続きます。
原因に応じた漢方の服用で睡眠の改善は可能ですが、
日々の生活でもぐっすりと眠れるような習慣を持つことが必要です。
ストレスの影響が強い場合は、環境を変え精神を回復させることがいいのですが、
置かれた環境によっては変えるのが難しい場合もあります。
そういう時は緑の多い場所を歩いたり体を動かしたり、
お風呂にゆっくりつかり心をリラックスさせましょう。
ストレスはあっても少しでも体への影響を減らし和らげましょう。
他にストレス如何にかかわらず
寝る前にスマホを見ない、考え事をしない、
眠れなくてもあせらないことなどの習慣も大切です。
スマートフォンのブルーライトは光が強く、脳が昼と判断し眠れなくなってしまいます。
寝る1時間前はスマートフォンを見ないようにしましょう。
あと寝つきの悪い方で多い習慣が布団に入ってから考え事をすることです。
次の日の予定や仕事のことを考えたり、一日を振り返って反省してみたり。
考えることは頭を起こす行為ですので当然眠りにくくなります。
最後は眠れなくても焦らないこと。
今日は寝付けるはず、なぜ眠れないのか、朝早いから眠らなきゃ、
こちらも頭を起こす行為ですので、焦れば焦るほど眠りにくくなります。
眠れなくても目をつぶって横になっていれば体はある程度回復しますので、
必要以上に眠ることだけにとらわれないことが大切です。
食事面では辛い香辛料などの刺激物は避け、
血を作る食材(レバー、赤みの肉、人参、ほうれん草、ピーナッツなど)を摂るようにましょう。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
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