お子さんを授かりたくて頑張っているけど
なかなかうまくタイミングが取れないというご夫婦が相談に訪れます。
今までは普通に夫婦生活ができたのに
子作りを意識してからタイミングがとれない、射精できない、
ひどい場合は勃起しないという方までいらっしゃいます。
中にはバイアグラなどを利用してもうまくいかないケースもあります。
夫婦生活はできないけれど一人だったら射精できるので
人工授精、体外受精にすすまれるご夫婦もいらっしゃいます。
では改善はとても難しいのかと言えば、意外にもうまくいくケースがほとんどです。
ご主人さんに改善したいという気持ちがあればたいていの場合タイミングがとれるようになります。
夫婦生活がうまくいかなくなる要因はいくつかあります。
① 一つ目の要因が肝鬱気滞や心血虚、言うなればストレスです。
まず勃起のメカニズムについて説明しますと、
性的空想、視聴覚からの刺激、陰部の刺激などにより大脳の性中枢は興奮します。
この興奮が脊髄を伝わり勃起神経に到ると、陰茎海綿体へ流れ込む血液量が増え、
陰茎海綿体平滑筋が弛緩することにより十分な硬さを伴った勃起が起こります。
心理的ストレスが存在すれば、刺激があっても大脳性中枢が十分に興奮しませんから
勃起が起こりにくくなったり、途中でうまくいかなくなったりします。
タイミングの場合はその日に射精する必要があるわけですから、
成功させないといけないという心理的なプレッシャーが興奮にまさってしまい、
夫婦生活がうまくいかなくなってしまいます。
真面目で責任感の強いご主人さんに多く見られます。
② 二つ目の要因が気虚、いわゆる疲労です。
仕事を頑張りすぎたり睡眠不足が重なったりで、夫婦生活を行う体力がない、
性欲より睡眠欲、夫婦生活を行う前に休ませてほしいという状態です。
③ 三つめが腎虚、精力不足、精力低下です。
精力が強くないという方があてはまります。
一般的には③の精力不足が妊活EDの主な原因のように思われがちですが、
一人でも勃起・射精できないという先天的な勃起障害、射精障害を除き、
たいていの場合が①のストレスがメインで、そこに②と③が加わるケースが多いです。
克服方法については後日のブログで書いていきたいと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
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