不妊漢方治療Q&A18 Q.体外受精で移植を繰り返し着床はするのですが、毎回心拍確認後すぐに流産してしまいます。 卵の質が原因でしょうか? A.主に卵が原因の場合と母体の妊娠維持力が足りない場合があります。 体外受精で移植後に着床はしても胎嚢確認後に流産になったり、 心拍確認後すぐに成長が止まってしまうといった相談はよくおうかがいします。 流産する原因にはいくつもの要因があるのですが、ご相談の方のような場合だと、 妊娠するという力はある程度備わっているので主に二つの原因にしぼられます。 一つ目は受精卵の質が良くない場合です。 受精 ・・・
温経湯はここ数年有名になり、婦人科や不妊治療専門クリニックで 当帰芍薬散と並んでよく処方されるようになりました。 温経湯は中国の古い書物である『金匱要略』に記載された処方です。 効能は温経散寒、養血祛瘀で 血脈(特に衝脈や任脈)を温めて寒邪を発散させ、 血を養うことで瘀血を取り去り、血の運行を良くします。 閉経前後に起こる不正出血や月経不順、 子宮の冷えによって起こる血脈の機能低下による不妊症に用いられます。 構成生薬としては 呉茱萸、当帰、白芍、川芎、人参、桂枝、阿膠、牡丹皮、生姜、甘草、半夏、麦門冬です。 その中でも特に大切な生薬が阿膠(あきょう) ・・・
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漢方薬
漢方薬局柚花香房では漢方相談の際、生活養生についてもお伝えしています。 生活養生で何よりも大切なのが「睡眠」。 いくら頑張って漢方を飲んでいても、 睡眠が良くならないと状態が改善しないといった疾患はたくさんあります。 目の疾患、耳の疾患、不妊症、皮膚疾患、胃腸の悩み、更年期障害、腰痛・関節痛 などは睡眠が大きく影響するお悩みです。 夜にしっかりと睡眠をとることで 腎が回復し、腎がつかさどる生殖機能、骨、耳、粘膜が回復します。 胃腸も寝ている間に回復し、起きている間に消費されたエネルギーも再び養われます。 病院に入院して患者さんの体調が良くなるのは、 21時には消灯で ・・・
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