9月も半ばを過ぎているのにこの暑さ。
ここ大阪府吹田市では本日の最高気温は34度。
昼間は真夏のような猛烈な暑さです。
でも暦の上では秋。
朝晩は以前よりは涼しく秋の乾燥感も多少出てきました。
ただいつもと違うのは昼の暑さ。
このおかしな気候のせいで皮膚疾患がとても出やすい状態になっています。
秋は東洋医学では「収」の季節。
外に向いていた気が内向きに変わります。
汗腺も閉じてきて汗をかきにくくなります。
ただこの猛烈な昼の暑さで、体内には熱がこもりやすくなります。
暑さでたくさんの水分を摂るけれども汗が出るのは減っていきます。
すると体の中には余分な熱と水が溜まりやすくなります。
そして秋は乾燥の季節。
自然界の秋の風(ふう)が体に侵入に痒みを引き起こします。
つけっぱなしのクーラーも人工の風(ふう)でさらに痒みを強めます。
例年の乾燥による痒みだけでなく、赤く膨れた湿疹など蕁麻疹も起こりやすくなります。
汗をかいたり素肌が物に触れると痒い、夕方になると蕁麻疹が出るといった方も多いのではないでしょうか?
なかなか厄介な季節になってきました。
こんなに暑いとクーラーもつけないと過ごせないし、水分もたくさん摂ってしまう。
今までにはあまりなかった環境ですが改善には東洋医学が役立ちます。
アレルギーの薬を飲んでも塗っても治まらない、とても困っているいう方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談下さい。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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