


最近ちょこちょこおうかがいする相談として
というご相談です。
整形外科等で骨密度を調べて値が悪いと骨粗鬆症の薬をすすめられますが、飲みたくないという方が多くいらっしゃいます。
というのも、飲んでる間は抜歯などの歯科治療ができない、消化管に副作用が出やすい、服用後30分は横になってはいけないなど色々な制約があるからです。
そういう方のために漢方でも対応できる処方がたくさんあります。
というのも漢方では骨に対する治療法が確立されています。
漢方では骨は腎がつかさどります。
腎は精を蔵し、精は髄を生じ、髄は骨を養います。
すなわち骨の成長、発育、修復は全て腎の精気に頼っています。
そのため、骨密度を含め、骨の変形や軟骨の減少なども、腎を強くする漢方を服用することで改善が期待できます。
最近も骨密度平均よりだいぶ下回っていた方が、漢方の服用を始めてから平均以上になり、お医者さんもとても驚いておられました。
ちなみにカルシウムの摂取や運動などが骨密度を下げないための習慣として語られていますが、一番大切なのは実は睡眠です。
夜10時から2時の間が腎が回復する時間です。
早く寝て、最低7時間は寝るようにしましょう。
骨密度が気になる方は漢方と睡眠で対策しましょう。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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