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花粉がもう飛んでいる? 漢方での花粉症対策

 

 

今週に入って寒さが少しましになりましたが、朝はまだまだ冷え込みますね。

先日のニュースで東京都内では1月8日から、もうスギ花粉が飛び始めていると報道されていました。

統計開始以来、最も早い飛散開始だそうです。

 

花粉症は東洋医学的にみると、花粉を撃退する「衛気」の異常が大きな原因の一つと言えます。

「衛気」は外からのウイルス、細菌、花粉から体を守ったり、皮膚や粘膜を強化する働きがあります。

花粉症はこの「衛気」がうまく機能していないことにより発症すると考えられます。

花粉による反応により、体のバランスが崩れている部分の症状が出てきます。

胃腸が弱り体内に余分な水がたまっている場合は鼻水がたくさん出たり、ストレスや乾燥、飲食によって熱が生み出されると、かゆみや充血といった炎症反応が起こります。

 

花粉症の症状を軽減する対策

・早く寝て睡眠時間をしっかりととる

・冷たいもの控える

・熱性の食べ物を避ける(辛いもの、アルコール、チーズ、洋菓子など)

 

漢方薬での花粉症対策

漢方薬では「衛気」を強くする玉屏風散がおすすめです。

「衛気」をしっかりさせることで花粉によるダメージを軽減してくれます。  

本当は花粉が飛散する数か月前から体質改善として飲んでおくのがよいのですが、花粉が飛び始めてからでも飲んでおくと花粉による影響が軽くなり、症状抑えるお薬が効きやすくなります。

症状を抑える漢方薬としては、鼻水なら小青竜湯、かゆみや充血などは清熱の漢方を使います。

 

関西での今年の飛散量は非常に多いと予想されていますので、お悩みの方はご相談下さいね。

 

漢方での花粉症対策

 

執筆者

井上 貴文

薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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