厳しい寒さが続いていますが
暦の上では今年は2月3日が立春。
すなわち春の始まりです。
春になると、今まで内にこもっていた体の陽気が盛んになり、
心身の働きも活発になります。
また「肝」も盛んになり、自律神経が高ぶってきます。
この季節の変動にうまく対応できないと、心と体の不調が出やすくなります。
春は生命が活動を始める時期ですので
それに合わせて心も体も伸びやかにし、前向きに活動していく季節です。
しかしながら今年はコロナウイルスの感染拡大真っ最中。
感染を封じ込めるため、外出を自粛し人との接触を減らしマスク生活。
活動することを自粛し、前向きな活動とは正反対の生活になっています。
本来リラックスし気を巡らせていくことが大切な季節に、
「肝」は抑圧され気が滞る状態になってしまいます。
そのため例年以上に、イライラ、落ち込み、やる気が出ない、不安、動悸、不眠、
めまい、頭痛、喉のつまり、まぶたの痙攣、お腹の張り、脇の痛み、便秘など
春に起こりやすい症状が今年は強く出ると予想されます。
なかなかコロナ禍で例年の養生法を実践することは難しいですが、できることしては
早寝早起きをして緑があるところ自然が感じられるところに散歩に出かけること。
外出が難しい場合は窓を開けて外の空気を吸ったり
家の中で体操やヨガしたり体を動かすこともよいです。
コロナ関連のネットや番組は最小限にとどめ
楽しくなるものや感動するものを見たり読んだりしてください。
笑う、泣くなども気の発散につながります。
電話で話したり、お家で歌を歌ったりするのもよいでしょう。
柑橘系や香り野菜(春菊やセロリなど)もおすすめです。
また、しんどいなと思ったら無理をせず漢方などに頼るのもいいと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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