1月も明日で終わり、明後日から2月が始まります。
まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では2月4日は立春。
すなわち春が始まります。
立春あたりから春の不調が現れやすく、「肝」を原因としたご相談が増えてきます。
春になると今まで内にこもっていた体の陽気が盛んになり、心身の働きも活発になります。
また「肝」も盛んになり、自律神経が高ぶってきます。
この季節の変動にうまく対応できないと、心と体の不調が出やすくなります。
春に起こりやすい不調としては
イライラ、落ち込み、不安、うつ、パニック、不眠、肩こり、頭痛、めまい、PMSなどがあります。
肝は体の気の流れを調整する臓器のため、
ストレスや心配事などで肝が影響を受けると気の流れが滞り体に不調が出てきます。
現在、新型コロナ・オミクロン株の感染者数が急上昇しており
不安や心配、行動の制限による気の滞りなどから
体が春の始まりにうまく順応できず心の不調が出る方が多いと思われます。
もうすでにここ最近になって新規のご相談が増えてきています。
朝は早起きしてゆったりと散歩し春の陽気に合わせていきいきと活動し、
伸びやかに過ごすのが春の養生法です。
これに反すると、「肝」を傷つけてしまいます。
コロナ禍では積極的な活動は難しく、感染の注意ももちろん必要ですが、
色々なことを悩んだり考えすぎたりせず(ニュースやワイドショーなどの見過ぎは禁物)、
リラックスして楽しく過ごすことが大切です。
お天気のいい日には緑の多いところを散歩したり、
美味しいものを食べたり楽しい番組を見たりして、
少しでも笑顔になるような時間を持つようにしましょう。
感動する映画などを見て泣いたり、身近な人に「ありがとう」とお礼をいったりするのも
気が発散され巡りが良くなるのでおすすめです。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
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