少し前になりますが、中医師の先生のお宅で薬膳料理を頂きました。
その日は春節、中国のお正月にあたる日で春節ならではのお料理も頂きました。
薬膳とはもともと、食養生を目的に、中薬を加えて作り病を改善する料理のことを言います。
現在では、健康維持、病気の予防、改善効果などがある料理をまとめて薬膳というようになってきています。
上の写真のようにたくさんのお料理を頂きました。
それぞれの料理には薬膳素材が使われていて、様々な作用があるのですが・・・
楽しくてお酒を飲み過ぎてしまったのであまり覚えていません(笑)
ひとつ言えることはとにかくおいしかった。
そりゃお酒もすすみますよね。
お正月のお祝いなのでたまにはいいってことで。
すごくびっくりしたことがあって、じつは調味料がお塩とおしょうゆしか使われてないのです。
それなのに、どの料理も異なる味があり、素材とマッチして独特のお味をだしています。
にんにくや生姜などの薬味を加え味が作らています。
先生いわく、おいしい素材の味を生かすためだそうです。
それに、化学調味料、添加物など体によくないものは使わないとおっしゃっていました。
いくら料理が薬膳でも、体に良くないものを使っていれば薬とは言えないですもんね。
最近、薬膳料理とうたっているお店はたくさんありますが、ここまでこだわって作られる料理こそが
まさしくほんとうの薬膳なんだなと思いました。
いつか自分もこんなお料理が作れたらと思います。
最後の写真の魚料理は、春節に食べられる縁起の良いお料理です。
魚は中国語で「余」と同じ発音で、
「年年有魚」すなわち「年年有余」で、毎年いい収穫があるという意味を表します。
今年一年、いい年でありますように。。。
貴文
漢方薬局 柚花香房
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