


先週の日曜日に腸活の勉強会に参加しました。
自分の腸内環境は自分が生まれてから摂ってきた食事や生活習慣などに影響を受けています。
腸内には約1000種類の細菌が、およそ100兆個も生育していると言われています。
スーパーなどで色々売られているヨーグルトや乳酸菌飲料には「〇〇株」などと特定の種類の乳酸菌が使用されていて、自分の体に定着して不調をすぐに改善してくれそうに思えます。
ですが、自分の腸には自分が連れ添ってきた腸内細菌がいて、なかなか新しい乳酸菌が定着するわけではないそうです。
自分の体に合うものが見つかれば良いのですがそう簡単ではないかもしれません。
私もこの事を知るずっと前に一定期間乳酸菌入りの物を摂ったことがあるのですが、私には効果がなく不思議に思っていました。
このような研究結果もでています。
産後女性のうつ症状は短鎖脂肪酸の産生に関わる腸内細菌叢 …京都大学
産後うつの方の腸内フローラの多様性は、そうでない方と比べ低くなっていると言うことです。
脳腸相関(腸と脳の状態はお互いに影響しあっている)が広く知られるようになってきていて、腸内環境を整えると気持ちの面に良い影響があるという事を知っている方も増えているように思います。
自分の腸内環境を良くするには、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を直接取るだけでなく、そのえさとなる食物繊維などを様々な食べ物から取っていくことが大切です。
豆腐などの大豆食品、発酵食品、野菜、海藻、きのこ、などを積極的に摂る事が健康な状態を維持する助けとなります。
古くからの日本の食事が日本人の腸には合うと言われています。
味噌汁にきのこや豆腐、季節の野菜を入れたりすると腸活にすごく良いですね。
毎日忙しく、なかなか様々な物を毎日摂り続けるのは難しいという方には、酵素のドリンクをおすすめしています。
様々な食材を少しずつ取れます。
毎日続けられて飲みやすいため、お子様から年配の方まで飲み始めると続けられる方が多いです。
発酵食品を摂ったり、善玉菌のえさとなる食物繊維を摂っていく事で自分の腸内の善玉菌の種類や量を増やして維持していきましょう。
執筆者
井上 昌子
薬剤師、国際中医師、アロマセラピスト
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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