先日、順天堂大学と香港大学の共同研究で、「フィネレノン」という慢性腎臓病の治療薬が早発閉経に効果があるという研究を発表しました。
研究結果によると、早発閉経の8名の患者に3~7か月フィネレノンを投与し、9個の成熟卵子が採卵されたとのことです。
詳しくは下記リンクよりご覧ください。
内服薬「フィネレノン」による早発閉経患者の新たな不妊治療法を開発
腎臓病の薬が早発閉経に効くというのは不思議な気もしますが、東洋医学的に考えればきわめて自然なことです。
東洋医学でいう「腎」という臓器は、腎臓、骨格、生殖機能をつかさどります。
つまり腎臓と子宮・卵巣はともに「腎」が関係しており、「腎」を賦活することで腎臓や子宮・卵巣の機能が高まります。
漢方でもクレアチニンやeGFRなどの腎臓機能を高める場合と、卵巣機能を強化し早発閉経の方の卵子成長を促す場合ともに同じ漢方を使うことがあります。
今回の研究は香港大学との共同研究とのことなので、漢方の概念などの考え方が生かされたのかもしれません。
早発閉経は一部の漢方以外に有効な手立てがなかったので、新たな治療法が確立されるといいですね。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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