先日、睡眠やうつに関する研修会に参加しました。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
ノンレム睡眠(深い眠り)中は、成長ホルモンがまとまって分泌され、脳の細胞の修復や疲労回復が行われます。
レム睡眠(浅い眠り)中は、体の筋肉が緩み休息状態になります。
それにより体の筋肉の疲れを取り体力の回復がはかられます。
その他記憶の固定や整理が行われます。
ノンレム睡眠が少ないと成長ホルモンの分泌が減り、脳の疲れが取れなくなってしまいます。
またレム睡眠が少ないと嫌なことを忘れることができなかったり、大切なことを覚えていられなかったりします。
よい睡眠には深い眠りも浅い眠りも両方大切ということでした。
忙しくて頭の中を整理しなくちゃいけないと思うことがあるとき、
睡眠不足の方はしっかり眠ってからの方が効率がよいですね。
テストなどで一夜漬けの勉強をしても頭の中ではしっかり記憶ができていないのです。
睡眠って大事とはわかっていても忙しかったり、やりたいことがあったり、ついつい寝るのが遅くなってしまいがちですね。
東洋医学では午後10時から午前2時の間に眠ることで陰が養われ、心身の疲労が回復されると考えます。
一番いいのは午後10時に眠ることですが、少なくとも日付が変わる前には眠って頂きたいと思います。
よい睡眠を得るためには脳内が「睡眠物質」で満たされることが必要です。
「睡眠物質」はブドウ糖やアミノ酸を原料として、ビタミンミネラルなどの働きでつくられます。
脳のために栄養補給も大切です。
うつの方の90%は眠りに悩みがあることがわかっていて、不眠を改善するとうつが軽減されると報告されているようです。
春は桜も咲き、暖かくどこかに出かけたくなったり、気分も上向きになってきますよね。
日中は活動的に、夜は体と脳のために質の良い睡眠をとっていただきたいと思います。
悩んでいる方は一度ご相談くださいね。
昌子
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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